『アイアンマン』や『スパイダーマン』をはじめとする、数多くのスーパーヒーローを生み出した、アメリカの大手コミック出版社であるマーベル・コミック。
そのマーベル・コミックの製作スタジオである、マーベル・スタジオでは『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)』という映画・ドラマシリーズが製作されており、代表作として『アベンジャーズ』が挙げられます。
シリーズの全世界での興行収入は歴代1位で200億ドルを超え、2位の『スター・ウォーズシリーズ』と倍以上の差をつけています。
この記事では、そんなMCUの記念すべき映画1作目『アイアンマン』について紹介していきます。
MCUについては↓の記事で紹介しています。
映画『アイアンマン』の簡単な説明
『アイアンマン』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の記念すべき映画1作目として、2008年に公開されました。
主演はロバート・ダウニー・Jr、監督はジョン・ファブローが務めています。
MCU映画は作品数が多く、作品によっては事前に観ておいた方がいい映画があったりするのですが、『アイアンマン』はシリーズの1作目ということで、事前に観ておいた方がいい映画もなく、アベンジャーズシリーズが少し気になっている人にまず観ていただきたい映画です。。
※『アベンジャーズ』の場合、以下の作品を事前に観ておいた方がより楽しめます。
・「アイアンマン」
・「インクレディブル・ハルク」
・「アイアンマン2」
・「マイティ・ソー」
・「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
『アイアンマン』のあらすじ
巨大軍需産業”スターク・インダストリーズ”の社長である”トニー・スターク”は、アフガニスタンでの自社兵器のデモンストレーションに参加した際に、テロ組織”テン・リングス”に襲撃・拉致されてしまう。
胸に重症を負い、捕虜となったトニーは、組織のために新型兵器の開発を強要される。
しかし、トニーは組織の目を盗み、パワードスーツを開発し、敵地からの脱出に成功。
だが、無事に生還した彼を待っていたのは、自社兵器がテロ組織に悪用されていたという事実だった。
トニーは償いと世界平和のためにテロと戦うことを決意し、新たなパワードスーツの開発を進めていく。
主要登場人物
※()内は俳優もしくは声優
トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
巨大軍需産業「スターク・インダストリーズ」の社長であり、大富豪の天才発明家。
アフガニスタンでの自社兵器のデモンストレーションの際、テロ組織に拉致されるが、敵の目を盗み、パワードスーツ「アイアンマン マーク1」を開発し脱出する。
生還後、自社兵器がテロ組織に悪用されていたことを知り、償いと世界平和のためにテロと戦うことを決意する。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(テレンス・ハワード)
アメリカ空軍武器開発部の中佐。
スターク・インダストリーズと軍のパイプ役を担当している。
トニーとは親友であり、彼がパワードスーツを用いてテロと戦っていることを知ってからは、自身の立場を活かしてサポートをすることになる。
オバディア・“オビー”・ステイン(ジェフ・ブリッジス)
スターク・インダストリーズのNo.2。
トニーの父ハワードの友人であり、スターク・インダストリーズの創設期から経営に尽力していた。
ハワードの死後は、トニーの後見人となり、彼の良き相談相手でもある。
ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
トニーの秘書。
破天荒な生活を送っているトニーをサポートしている。
ラザ・ハミドゥミ・アル=ワザール(ファラン・タヒール)
トニーを拉致したテロ組織「テン・リングス」の支部リーダー。
トニーに新型のクラスターミサイル「ジェリコ」を開発させようと目論む。
ホー・インセン(ショーン・トーブ)
アフガニスタン人の著名な外科医兼物理学者。
テン・リングスに襲撃され、捕虜となってしまう。
過去に技術会議でトニーと会ったことがあるが、トニーは泥酔していたため覚えていなかった。
後に捕虜となったトニーを脱出させるための手助けをする。
ハロルド・”ハッピー”・ホーガン(ジョン・ファブロー)
トニーの運転手兼ボディーガード
トニーやペッパーとは友人である。
本作の監督であるジョン・ファブローが演じている。
フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)
国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」のエージェント。
アフガニスタンから無事生還したトニーから話を聞こうと、トニーやペッパーに接触してくる。
J.A.R.V.I.S.(ポール・ベタニー)
トニーが開発した最新鋭の人工知能。
Just.A.Rather.Very.Intelligent.System.の頭文字をとって”J.A.R.V.I.S.”と名づけられた。
日常生活やアイアンマン・アーマーの開発、戦闘など、あらゆることでトニーをサポートする。
ポール・ベタニーが声優を務める。
アイアンモンガー
アイアンマン マーク1を参考に作られたパワードスーツで、本作のヴィラン(敵役)。
モデルとなったアイアンマン マーク1を大型化させたような見た目をしている。
圧倒的なパワーを誇り、肉弾戦ではアイアンマンを上回る性能を発揮する。
『アイアンマン』の見どころ
主人公トニー・スタークの成長
トニーは天才発明家の大富豪です。
そんな彼は自身に溢れ、傲慢で、金使いも荒く、決して性格がいいとは言えません。
しかし、テロに拉致された後からは、責任感や罪悪感などの感情が芽生え、トニーの心情が変化していきます。
トニーが人間として大きく成長していく姿は、見どころの1つでしょう。
アイアンマン・スーツの誕生と進化
一番の見どころは何と言っても、アイアンマンがどのようにして生まれたのかというところでしょう。
アイアンマン マーク1から始まり、マーク2、マーク3と進化していく過程も見どころです。
マーク1
テロ組織に捕らえられていた洞窟から脱出するために、トニーとインセンが開発した最初のアイアンマン・アーマー。
まともな材料や設備がない洞窟で作られたため、後に作られるアーマーと比べるとサイズが大きかったり、部品がむき出しになっていたりと不格好な見た目です。
火炎放射器と小型ミサイルで武装しており、使い捨ての飛行用エンジンで一応空を飛べるようになっています。
私的には、今後数多く作られるアイアンマン・アーマーの中でもかなりのお気に入りです。
不格好な見た目が逆にメカっぽくて好きです。
マーク2
アフガニスタンから生還したトニーが、安定して飛行できるようにと開発したアイアンマン・アーマー。
色はシルバーで、マーク1と比べるとかなりスタイリッシュなデザインになっています。
両掌と両足裏に飛行用のスラスターが装備されており、これによって飛行が可能です。
また、マーク2以降は電脳執事”J.A.R.V.I.S.”とリンクしたディスプレイが装備され、J.A.R.V.I.S.から様々なサポートが受けられるようになっています。
飛行用の試作機であるため武装はされていません。
また、高度4万フィート以上ではアーマーが氷結して、システムに異常がでるという問題点があります。
マーク3
高度4万フィート以上でアーマーが氷結してしまう問題を解決するために開発されたアイアンマン・アーマー。
アーマーの素材に金とチタンの合金が使われており、鉄(アイアン)ではない。
色は赤と金色がベースで、以降のアイアンマンを象徴するカラーリングとなっています。
マーク2とは異なり、両手と胸から放たれるビームや小型ミサイル、ミサイル迎撃用のフレアなど多くの武装が施されています。
トニーはこのマーク3を着用して、テロと戦っていきます。
テクノロジーで敵に立ち向かう
アイアンマンと同じ、マーベルヒーローであるスパイダーマンは特殊な蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを手に入れ、キャプテン・アメリカは人体実験によって常人をはるかに凌ぐ力を手に入れました。
しかし、トニー・スタークは”ただの人間”であり、スパーパワーを持っているわけではありません。
そんな彼が、自ら開発した”アイアンマン”というテクノロジーを駆使して敵に立ち向かっていきます。
そのため、他のヒーロー作品と比べるとファンタジー感がなく、現実味があります。
エンドロール後の映像
『アイアンマン』に限った話ではありませんが、MCU作品では本編が終了後に流れるエンドロールの後に、短い映像があります。
この映像は後の作品につながる、重要なシーンであることが多いです。
エンドロールは飛ばしても構いませんが、エンドロール後の映像は必ず観ていただきたいです。
『アイアンマン』を観ることができる動画配信サービス
2024年8月13日時点で、『アイアンマン』を観ることができる動画配信サービスは以下の通りです。
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