この記事では2015年に公開された映画『アントマン』の紹介をしています。
『アントマン』の概要
公開日 | 2015年6月29日(アメリカ) 2015年9月19日(日本) |
上映時間 | 117分 |
監督 | ペイトン・リード |
出演者 | ポール・ラッド マイケル・ダグラス エヴァンジェリン・リリー アビー・ライダー・フォートソン マイケル・ペーニャ コリー・ストール など |
興行収入 | 5億1931万ドル(世界) 12億1000万円(日本) |
前作 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(マーベル・シネマティック・ユニバース) |
次作 | アントマン&ワスプ(『アントマン』シリーズ) シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(マーベル・シネマティック・ユニバース) |
『アントマン』は、『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース』というマーベルヒーローたちが活躍する、映画・ドラマシリーズの第12作目にして、MCUの『アントマン』シリーズの第1作目となるスーパーヒーロー映画です。
MCU初登場となるヒーロー”アントマン”の斬新な能力やコミカルな作風が、本作の特徴となっています。
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あらすじ
仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。
引用:アントマン の映画情報 – Yahoo!映画
主な登場人物・キャスト
スコット・ラング(アントマン)
演:ポール・ラッド
日本語吹替声優:木内秀信
以前勤めていた会社が客から金を巻き上げる不正を行っていることに気づき、その不正を暴くために法を犯してしまった結果、逮捕され、職も家族も失ってしまった過去を持つ。
刑期を終えた後は足を洗い真面目に働こうとするも、前科持ちであるためになかなか職に就けないことで経済的に追いつめられ、ピム邸に侵入。
そこで”アントマン・スーツ”を盗んだことで彼の人生は一転することになる。
ハンク・ピム
演:マイケル・ダグラス
日本語吹替声優:御友公喜
元S.H.I.E.L.D.のエージェントであり、アントマン・スーツを生み出した科学者。
過去に事故で妻を亡くしている。
スコットにアントマン・スーツを託し、スーツの使い方やアリの操り方などの訓練を行う。
ホープ・ヴァン・ダイン
演:エヴァンジェリン・リリー
日本語吹替声優:内田有紀
ハンクの娘であり、ハンクが設立した会社”ピム・テック”の現会長。
母親の死を期にハンクとの間に確執が生まれてしまい、長年ギクシャクした関係となっている。
キャシー・ラング
演:アビー・ライダー・フォートソン
日本語吹替声優:太田梨香子
スコットの一人娘。
離婚した元妻が引き取っており、スコットとは別居している。
父親としてスコットのことを非常に好いており、彼の唯一の理解者。
ルイス
演:マイケル・ペーニャ
日本語吹替声優:小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
スコットと刑務所で同房だった友人であり窃盗仲間。
主に知人を通じた情報収集を担当している。
仕事関係の説明をする際は、前置きでいらない情報をベラベラと話し始めるため、本題に入るまでに時間がかかる。
ダレン・クロス
演:コリー・ストール
日本語吹替声優:大川透
ハンクの元弟子兼助手であり、ピム・テックの現CEO兼科学者。
ホープとは仕事のパートナー関係。
ハンクを超えることに執着しており、アントマン・スーツと酷似した”イエロー・ジャケット”の軍事利用を企んでいる。
見どころ・感想
主人公っぽくない主人公スコット・ラング
これまでのMCU映画の主人公には、”天才的な頭脳”、”強靭な肉体”、”特殊能力”など、一般人よりも秀でた特徴を持っている人物が多いですが、本作の主人公スコット・ラングは違います。
”冴えない中年”、”前科持ち”、”バツイチ”、”貧乏”など、スコットにはマイナスなイメージを抱くような特徴が多く、あまり魅力的なキャラクターだとは感じないかもしれません。
ただ、そこに”父親”という要素が加わることで、スコットがかなり魅力的なキャラクターになっているなと私は思いました。
スコットは作中で、”犯罪者”から”ヒーロー”という対極にある存在へと一転するわけですが、”犯罪者”と”ヒーロー”どちらのスコットであっても、根底には「娘のために」という”父親”としての意識があるように感じました。
父親として娘のために奮闘するスコットは、これまでの作品に登場したヒーローと比べても人間味があり、共感しやすい部分があるので、彼の人間性や心理描写も本作の注目ポイントかなと思います。
ミニマムサイズのコミカルアクション
アントマンの”自由自在に体の大きさを小さくしたり元に戻したりできる能力”は、間違いなく本作の見どころの一つで、その能力を使ったアクションシーンは新鮮で観ていてかなり面白いです。
アントマンがミニサイズであることで、アクションシーンに”コミカル”や”シュール”といった要素がプラスされており、これは他の作品にはない魅力だと思いました。
スコットの友人”ルイス”が作品をよりコミカルにしてる
本作はコミカルな印象を抱くシーンが多いのですが、そう思わされる要因として、スコットの友人”ルイス”の存在があります。
ルイスはあくまでサブキャラですが、陽気でおしゃべりな性格の非常に魅力的な人物で、私個人的には本作で一番のお気に入りキャラです!
ルイスの存在により、本来はシリアスだったはずのシーンもギャグっぽくなったりするなど、作品のコミカルさが引き上げられています。
今後のMCUへとつながるポストクレジットシーン
MCUではお馴染みとなっている、クレジットシーン(おまけ映像)。
本作にはエンドクレジット途中のミッドクレジットシーンがあり、ここで流れる映像は今後のMCUへとつながるものとなっています。
短いながらも、今後のMCUへの期待感を高めてくれる映像となっていますので、観ておくことをオススメします!
作品の評価・レビュー
※2023年2月11日時点
映画.comやyahoo映画などのレビューを見てみると、評価点の平均が映画.comでは5点満点中3.7点、yahoo映画でも5点満点中3.9点となっており、まずまずの評価であることがわかります。
高評価のレビューを見てみると、「小さくなって戦うスタイルが斬新で面白い!」、「ユーモアたっぷりで面白い!」など、設定を活かしたアクションシーンやユーモアに溢れた作風が高く評価されているようです。
一方、低評価のレビューを見てみると、「子どもなら楽しめると思うが、大人が観るには幼稚すぎる」「アントマンとして戦い始めるまでが長い」などの意見があり、コメディ寄りの作風が好きではない方や、とにかくアクションシーンが観たい方にはあまり合わないようです。
高評価レビューの例
星5 縮んだり大きくなったり忙しい戦闘が機敏で見物
再鑑賞。
泥棒から始まって、小さくなるスーツを見つけたスコット。
この小さくなって戦うスタイル、無限の可能性を秘めていて(原子うんぬんは置いておいて)最初観たときは、どう展開させていくのか、ワクワク感に胸踊らされた。
再度観て展開が分かっていても十分楽しめる。
蟻の生態を知れたり(…ちょっと気持ち悪いけど)、仲間になって戦闘してくれたり…蟻も少し大事だな、と思えました。ヒアリは嫌だけどΣあと、トーマスにも反応してしまった。
ダメ親父がヒーローになる、かなりポップでとても観やすい。
MCUだけど単体で観られる面白さ。
娘のキャシーちゃん可愛かったな。キャラクターも良くて、言動など最後まで強者感出てました。
引用:アントマンのレビュー・感想・評価 (2) – 映画.com
星5 クソ面白い
アベンジャーズ関連だが、単体でも十分面白い。
小さい=弱いといったイメージだが、それを覆す設定が素晴らしい
アリの生態を活かしたアイデアと、その魅せ方もうまい
また脇役が使えなさそうだがユーモアがあっていいアクセントになっている
まさに老若男女に楽しめる映画だと思う次回は別種類のアリに期待
引用:アントマン の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
低評価レビューの例
星1 完全に子供向け
ファミリーで観るならいいかもしれない。
引用:アントマンのレビュー・感想・評価 (2) – 映画.com
大人が観るには幼稚すぎて楽しめないです。
星2 本題に入るまでが長い
アントマンになって戦いはじめるまでがとにかく長い。
引用:アントマン の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
ジョークもあまり笑えなかった。
マーベルの中でまぁまぁ高評価だけど合わなかった。
『アントマン』を観るならDisney+がオススメ!
2024年8月13日時点で、『アントマン』を観ることができる動画配信サービスはDisney+です。
Amazonプライム・ビデオでも観ることはできますが、レンタル料が別途かかってしまいます。
Disney+ | Amazonプライム ・ビデオ |
見放題 | レンタル料199円 |
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