この記事では2014年に公開された映画『ジョン・ウィック』の紹介をしています。
・単純明快なストーリーと”ガン・フー”アクションが魅力
・愛するものを奪われた伝説の殺し屋の復讐劇が描かれる
・アクション映画に中身のあるストーリーを求めるかどうかで、評価が大きく変わる作品
『ジョン・ウィック』の概要
| 公開日 | 2014年10月24日（アメリカ） 2015年10月16日（日本） |
| 上映時間 | 101分 |
| 監督 | チャド・スタエルスキ デヴィッド・リーチ |
| 出演者 | キアヌ・リーヴス ミカエル・ニクヴィスト アルフィー・アレン ウィレム・デフォー イアン・マクシェーン など |
| 興行収入 | 8876万ドル（世界） 3億3100万円（日本） |
| 続編 | ジョン・ウィック：チャプター2（2017年） ジョン・ウィック：パラベラム（2019年） |
あらすじ
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。
怒りに震え、心の奥底に閉じ込めた”殺し屋の魂”を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。
引用：STORY｜映画『ジョン・ウィック』オフィシャルサイト
主な登場人物・キャスト
ジョン・ウィック
演者：キアヌ・リーブス
日本語吹替声優：森川智之
かつて裏社会で恐れられた伝説の殺し屋。
最愛の女性ヘレンと出会ったことで5年前に殺し屋を引退したが、病気で亡くなったヘレンが残した子犬のデイジーを無残に殺されたことから、復讐のために再び殺しに手を染めることを決意する。
ヴィゴ・タラソフ
演者：ミカエル・ニクヴィスト
日本語吹替声優：堀内賢雄
ニューヨークを拠点に活動するロシアンマフィアのボス。
かつてのジョンの雇い主であり友人でもある。
ジョンに息子が狙われているとわかると、息子を守るためにジョンに刺客を送る、懸賞金をかけるなどして彼の殺害を試みる。
ヨセフ・タラソフ
演者：アルフィー・アレン
日本語吹替声優：金城大和
ヴィゴの息子で、親の権威を笠に悪事を行うチンピラの青年。
ジョンの愛車である高級車フォード・マスタングを狙って仲間と共にジョン宅に潜入、ジョンを痛めつけた上に彼の愛犬を殺してしまい、ジョンの標的となる。
ウィンストン
演者：イアン・マクシェーン
日本語吹替声優：安原義人
世界中で殺し屋たちをサポートする機関”コンチネンタル”の代表であり、”コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク”のオーナー兼支配人。
ジョンの親友で、本名の「ジョナサン」と呼ぶ。
コンチネンタルの代表として殺し屋の世界で絶大な力を持ち、掟を破った者には容赦しない。
マーカス
演者：ウィレム・デフォー
日本語吹替声優：山路和弘
ジョンの親友であるベテランのスナイパー。
ジョンと同じくヴィゴに雇われていた時期があり、ヴィゴからの信頼は厚い。
見どころ・感想
アクション映画に”中身のあるストーリー”を求めるかどうかで評価が大きく変わる
本作の特徴の一つは、”最愛の妻が残した愛犬を殺され、愛車を奪われた伝説の殺し屋がマフィアに復讐をする”という単純明快なストーリーです。
本作には”巨大な陰謀を暴く”、”世界を救うために戦う”、”物語の中でとある秘密が明かされる”といったような設定は一切なく、ただただアクションを観る映画となっています。
そのため、「頭を空っぽにして楽しめるアクション映画が観たい！」という人ならば、本作を楽しく鑑賞できると思います。
一方、アクション映画にも中身のあるストーリーを求める人にとっては、ひたすらにアクションシーンが続く本作は退屈に感じてしまうかもしれません。
ガンとカンフー掛け合わせたアクション”ガン・フー”+カーアクション
本作の見どころは間違いなくアクションシーンです。
そのアクションシーンでは、銃を使ったガンアクションとカンフーアクションを掛け合わせた”ガン・フー”という新たな銃術が表現されています。
また、ガン・フーだけではなく、アクション映画では定番のカーアクションもあり、アクションシーンに関しては多くの方が大満足と感じるでしょう。
シンプルなストーリーながら、殺し屋世界のちょっとした設定はつくられている
本作はシンプルなストーリーながら、ちょっとした設定はあり、殺し屋の世界感が演出されています。
その最たる例が、殺し屋たちをサポートする機関”コンチネンタル”の存在です。
主人公ジョン・ウィックも作中で利用する”コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク”ではコンシェルジュとジョンの会話から、ジョンが殺し屋界隈でいかに尊敬され、恐れられているのかが感じ取れます。
また、”ホテル内では殺し屋の仕事をしてはいけない”という掟があることから、「殺し屋世界にも最低限の秩序はあるんだなあ」と感じました。
知ってる俳優が出てきてテンションが少し上がった
これは私の超個人的な感想ですが、他の作品で知った俳優が出てくると「おっ、〇〇〇じゃん！」と少しテンションが上がってしまいます。
本作だと、『マトリックス』シリーズで有名なキアヌ・リーヴスはもちろんのこと、サム・ライミ版『スパイダーマン』のノーマン・オズボーン役で有名なウィレム・デフォー、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でシオン・グレイジョイを演じたアルフィー・アレンなどが出演しており、映画の内容とは関係ないところで勝手に楽しんでいました。
作品の評価・レビュー
※2022年11月6日時点
映画.comやyahoo映画などのレビューを見てみると、評価点の平均が映画.comでは5点満点中3.6点、yahoo映画でも5点満点中3.6点となっており、まずまずの評価であることがわかります。
高評価のレビューを見てみると、「アクションシーンが最高！」、「単純明解なストーリーで、頭を空っぽにして観れる！」など、アクションシーンとシンプルなストーリーが高く評価されているようです。
一方、低評価のレビューを見てみると、「ストーリーに中身がない」、「期待していたほどのアクションじゃなかった」といった高評価レビューとは真逆の意見が多く、個人の好みで評価が大きく割れると感じました。
高評価レビューの例
星５ サイコー！
全編クライマックス！と言えるほど迫力あるアクションシーンの連続！ストーリーは至って単純なリベンジものだがキアヌリーブスのカッコ良さがそれを補って余りある。出てくるクルマもまたカッコ良し^ – ^
引用：ジョン・ウィックのレビュー・感想・評価 (2) – 映画.com
星5 アクション映画としては100点
とにかくキアヌ・リーヴスの銃カンフーが迫力満点でアクション映画としては文句なしの傑作です。ただストーリーがシンプルすぎて殆どがアクションシーンで埋まってるので人によっては長く感じて飽きるかもしれません。
引用：ジョン・ウィック の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
低評価レビューの例
星1 Tier5 凡作
「アクション映画に脚本なんて不必要なんだよ！」という熱い信念が感じられる。
わたしは必要だと思うので星一つ。
引用：ジョン・ウィックのレビュー・感想・評価 – 映画.com
星1 キアヌのプロモーションビデオ
これは映画ではありません
ストーリーもキャラの設定も映像美も・・・
何もありません
キアヌのファンの為に作られたプロモーションビデオ
それ以上でもそれ以下でもない
引用：ジョン・ウィック の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
『ジョン・ウィック』を観ることができる動画配信サービス
2024年1月1日時点で『ジョン・ウィック』を観ることができる動画配信サービスは以下になります。
| hulu | NETFLIX | Amazonプライム ・ビデオ |
 |  |  |
| 見放題 | 見放題 | レンタル料300円 |
以上、映画『ジョン・ウィック』の紹介でした！
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