アメリカの大手コミック出版社”マーベル・コミック”が生み出した多くのキャラクターの中でも、屈指の人気を誇るスパイダーマン。
2002年~2007年にはサム・ライミ監督によるスパイダーマン3部作が公開され、大ヒットを記録しました。
そして、2012年にはスパイダーマンのリブート(再始動)作品として、「アメイジング・スパイダーマン」が公開されました。
この記事では、映画「アメイジング・スパイダーマン」について紹介していきます。
「アメイジング・スパイダーマン」の簡単な解説
「アメイジング・スパイダーマン」は、サム・ライミ監督による大ヒット映画「スパイダーマン」3部作のリブート(再始動)作品であり、2012年に公開されました。
再始動にあたり、監督にマーク・ウェブ、主人公ピーター・パーカー役にアンドリュー・ガーフィールド、ヒロインのグウェン・ステイシー役にエマ・ストーン、ヴィラン(悪役)のリザード役にリス・エヴァンスが起用されました。
本作では、普通の高校生であるピーター・パーカーが、どのようにしてスパイダーマンになったかが描かれます。
本作のスパイダーマンの能力はサム・ライミ監督版のスパイダーマンと基本的には同じですが、蜘蛛の糸を”自分の身体から直接出して飛ばす”のか、”合成した糸を機械(ウェブ・シューター)を使って飛ばす”のかといった細かな違いもあります。
他作品との関わりとして、2022年1月に日本で公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の予告映像にて、本作のヴィランであるリザードを含めた歴代スパイダーマン映画のヴィランの姿が確認され、「ヴィラン達が再登場するぞ!」と世界中で話題となりました。
「アメイジング・スパイダーマン」のあらすじ
幼いころに両親が消息を絶ち、叔父のベンと叔母のメイに育てられたピーター・パーカー。
ある日、ピーターは父が残したカバンから、とある資料を発見する。
父について詳しく知りたいピーターは、父の共同研究者であったコナーズ博士に会うために、身分を偽り、オズコープ社の実習に参加する。
実習を抜け出し、単独でオズコープ社内を見て回っている最中、ピーターは遺伝子組み換えされた蜘蛛に噛まれてしまう。
その後、コナーズ博士のもとで実習を行っているクラスメイトのグウェン・ステイシーに実習をから追い出されてしまう。
電車に乗って家へと帰るピーターだったが、その身体に異変が生じ、超人的な力を手に入れる。
力を手に入れてから少し経ったある夜、ピーターは叔父のベンと口論になり家を飛び出してしまう。
ベンはピーターの後を追って外に出るが、逃走中の強盗に銃で撃たれ、命を落としてしまう。
ベンが撃たれる直前、ピーターはこの強盗をコンビニで捕まえられたが、代金を安くしてくれなかった店員への当てつけであえて見逃していた。
叔父を亡くした悲しみや、強盗を捕まえなかった罪悪感に打ちひしがれるピーターは、犯人を探し出すため、”蜘蛛をイメージしたスーツ”と手首から強靭な糸を放出するための機械”ウェブ・シューター”を身に着け「スパイダーマン」となる。
「アメイジング・スパイダーマン」の見どころ
ピーターがスパイダーマンとなるまでの軌跡
特殊な蜘蛛に噛まれたことで超人的な力を手に入れたピーターですが、最初から力を使いこなせたわけではありません。
力を制御できずに物を壊してしまったり、他人に怪我をさせてしまったりと苦労することになります。
また、”スパイダースーツ”や、糸を飛ばすための”ウェブ・シューター”はピーターが自作しています。
このような、ピーターがスパイダースーツを着るまでに何をしたかが本作の見どころの一つです。
美しい映像表現
本作の美しい映像表現は、何も考えずにただ観ているだけでも楽しめます。
スパイダーマン特有の軽快なアクションシーンはもちろんのこと、背景となる都市風景の美しさも素晴らしいです。
映像は暗めの雰囲気だが、スパイダーマンの性格は明るい
本作は夜のシーンが多かったりして映像から感じる雰囲気は暗めですが、スパイダーマンの性格は明るめです。
街を飛び回っているときに軽口をたたいたり、戦闘中に敵をおちょくりまくったりと、お調子者といった表現がぴったりです。
映像は暗めだがスパイダーマンの性格は明るいので、作品全体としての雰囲気は暗くなりすぎていません。
サム・ライミ監督版や、MCU版のスパイダーマン作品とはまた違った雰囲気となっています。
「アメイジング・スパイダーマン」以外のスパイダーマン作品を観たことがある方なら、作品の雰囲気の比較などをして楽しむこともできます。
ポストクレジットシーンあり
映画本編終了後に流れるミッドクレジットの後に、本編の続きとなる短い映像があります。
この映像もぜひ観ておきましょう。
「アメイジング・スパイダーマン」を観ることができる動画配信サービス
2024年8月13日時点で、「アメイジング・スパイダーマン」を観ることができる動画配信サービスは以下になります。
Disney+ | U-NEXT | Amazonプライム ・ビデオ | hulu |
見放題 | 見放題 | レンタル料200円 | レンタル料330円 |
まとめ
映画「アメイジング・スパイダーマン」について紹介してきました。
本作はサム・ライミ監督版スパイダーマン3部作のリブート(再始動)作品として製作され、スパイダーマン誕生に関する物語が改めて描かれているので、スパイダーマンのことを全然知らないという方にもおすすめできる映画です。
興味がわいてきたという方は、ぜひともご覧になってみてください。
コメント