この記事では2014年に公開された映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の紹介をしています。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の概要
公開日 | 2014年8月1日(アメリカ) 2014年9月13日(日本) |
上映時間 | 122分 |
監督 | ジェームズ・ガン |
出演者 | クリス・プラット ゾーイ・サルダナ ヴィン・ディーゼル ブラッドリー・クーパー デイヴ・バウティスタ リー・ペイス など |
興行収入 | 7億7332万ドル(世界) 10.7億円(日本) |
前作 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(マーベル・シネマティック・ユニバース) |
次作 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(『キャプテン・アメリカ』シリーズ) アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(マーベル・シネマティック・ユニバース) |
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース』というマーベルヒーローたちが活躍する、映画・ドラマシリーズの第10作目にして、MCUの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの第1作目となるスーパーヒーロー映画です。
見た目も性格も個性的なキャラクターや音楽を活かした演出、MCUでは初の宇宙をメインの舞台とした作品であることなどが本作の特徴となっています。
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あらすじ
自らを「スター・ロード」と名乗り、いい加減な性格でプレイボーイなトレジャーハンターのピーター・クイルは、ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体「オーブ」を見つけ、盗み出すことに成功する。しかし、そのオーブは銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、暗躍する「闇の存在」が探し求めていたものだった。オーブを狙う者たちに追われ、凶悪犯だけが収容されるという銀河一危険な収容所に入れられてしまったピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガモーラ、ドラックスと協力して脱獄。たまたま利害関係が一致しただけで信頼関係もない5人は、内輪もめを繰り返しながら逃亡を続けるが、そんな彼らに「闇の存在」の魔の手が迫る。
引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : 作品情報 – 映画.com
主な登場人物・キャスト
ピーター・ジェイソン・クイル(スター・ロード)
演者:クリス・プラット
日本語吹替声優:山寺宏一
自らを”スター・ロード”と名乗る(周りは誰もそう呼んでいない)お調子者のトレジャーハンター。
宇宙を滅ぼしかねないほどの力を持ったパワー・ストーンが納められている”オーブ”を盗んだことで、ロナン(後述)の陰謀に巻き込まれることになる。
母の形見であるカセットテープを大事にしている。
ガモーラ
演者:ゾーイ・サルダナ
日本語吹替声優:朴璐美
緑色の肌と半分赤紫色のロングヘアーが特徴の女暗殺者。
オーブを持つピーターを襲撃したことがきっかけで、ピーター、ロケット、グルートと出会う。
ロケット
演者:ブラッドリー・クーパー(声)
日本語吹替声優:加藤浩次
アライグマの姿をした傭兵兼賞金稼ぎ。
相棒兼親友であるグルートとは賞金稼ぎとしてコンビを組んでおり、グルートの言葉を理解できる唯一の存在。
可愛らしい見た目とは裏腹に、毒舌&破天荒で、隙あらば銃火器をぶっ放したがるようなヤバイ奴。
賞金首となったピーターを捕獲しようとした際に、ロナンの陰謀に巻き込まれる。
グルート
演者:ヴィン・ディーゼル(声)
日本語吹替声優:遠藤憲一
知性のある植物で、ロケットの相棒兼親友。
木が動いて、喋るというだけで見た目のインパクトが凄い。
「I am Groot.(私はグルート)」としか喋れない。
マスコットキャラクターっぽさもありつつ、サイコパス的な行動をすることもあり不気味な雰囲気もあわせもつ。
ロケットと同様、ピーターを捕獲しようとした際に、ロナンの陰謀に巻き込まれる。
ドラックス
演者:デイヴ・バウティスタ
日本語吹替声優:楠見尚己
ピーター達が収容されることになる刑務所で最も恐れられている囚人。
筋肉質な肉体に灰色の肌、体中に刻まれた赤色の部族文様、スキンヘッドとかなりいかつい見た目が特徴。
絵に描いたような天然脳筋バカで、少し周りとズレているところがあるが、おそらく本人はそれに気づいていない。
ロナンに家族を殺されており、彼に復讐することを悲願としている。
ロナンを倒すため、ピーター達と行動を共にすることになる。
ロナン・ジ・アキューザー
演者:リー・ペイス
日本語吹替声優:白熊寛嗣
本作のメインヴィラン。
かつてはクリー帝国のエリート軍隊の司令官だったが、ザンダー星と平和条約を結んだクリー帝国を弱腰と見限り、テロリストとなった。
ザンダー星を滅ぼすため、ピーターの持つオーブを狙う。
見どころ・感想
個性的すぎる魅力的なキャラクター達
本作の魅力の一つは個性的すぎるキャラクター達でしょう。
特にお尋ね者5人(3人+1匹+1本)で結成されたチーム”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のメンバーはヤバイ奴しかおらず、彼らの掛け合いは笑えるシーンも多く観ていて退屈しません。
スーパーパワーを持っているというわけではないガーディアンズのメンバー達は、他のスーパーヒーロー映画などに出てくるキャラクターと比較すると能力面では地味な部分があるかもしれませんが、それを補って余りある個性的な魅力がたっぷりです。
レトロでポップなBGM
本作の大きな特徴は1960年代~70年代にヒットしたレトロミュージックを、劇中のBGMとして流していることです。
選曲も素晴らしく、かつレトロミュージックを使用することで、現代の音楽では表現できない雰囲気が作り出されており、ジェームズ・ガン監督のセンスが光っているなあと感じました。
海外でかつてヒットした曲なのであまり馴染みはないかもしれませんが、中にはあなたも知っている曲があるかもしれません。
もし知っている曲が流れたら「この曲知ってる!」と、盛り上がれるでしょう。
けっこうシリアスなストーリーだけどそれを感じさせない演出
本作は”-とてつもない力を秘めた石(オーブ)を使って星を消滅させる-という企みを阻止するため、敵に立ち向かう”という、スター・ウォーズEP4と似た部分があるけっこうシリアスなストーリーです。
しかし、上でご紹介したようなキャラクターやBGMなどによって、シリアスさをあまり感じさせない演出がされています。
もちろんシリアスなシーンもありますが、全体的に見れば明るい雰囲気の作品となっており、暗い雰囲気の映画が好きではない方でも楽しめると思います。
単体作品として楽しめ、かつ本作以降のMCUにおいてそこそこ重要な作品
本作はMCUの10作目ですが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズとしては1作目であり、かつ他の作品と異なり宇宙が舞台となっているので、本作以前のMCU作品とのつながりはほぼありません。
強いて挙げるなら『アベンジャーズ』と『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観ておくと、ほんのちょっとだけ楽しめるシーンがあるのですが、観ていなくても問題ありません。
そのため、本作以前のMCU作品を観ていなくても、単体作品として楽しむことができます。
シリーズものは過去作から順に見ていかなければ話を理解できないことが多々あり、鑑賞するハードルが高いのが難点ですが、本作はその心配はありません。
ただ、本作以前のMCU作品とのつながりはほぼ無いですが、今後のMCU作品のことを考えると、本作はそこそこ重要な作品となっています。
MCUに興味を持ち順番に作品を鑑賞している方の中には、他作品と少しテイストの違う本作をスキップしてしまう人もいるかもしれませんが、今後の作品をより楽しむために本作も観ておくことをオススメします。
作品の評価・レビュー
※2022年12月4日時点
映画.comやyahoo映画などのレビューを見てみると、評価点の平均が映画.comでは5点満点中3.9点、yahoo映画では5点満点中4.0点となっており、まずまずの評価であることがわかります。
高評価のレビューを見てみると、「音楽の使い方が素晴らしい!」、「キャラクターが魅力的!」など、音楽を上手く活用した演出とキャラクターの魅力が高く評価されているようです。
一方、低評価のレビューを見てみると、「ストーリーが単純」という人もいれば「登場人物や舞台となる星が多く、ストーリーが複雑」という人がいたり、高評価レビューとは真逆の「キャラクターに魅力がない」「音楽が映画の邪魔をしている」などの意見があり、個人の好みで評価が大きく割れると感じました。
高評価レビューの例
星5 MCU、音楽との融合へ
初めて観た時のこのノリノリ感、一瞬で心掴まれました。
しかも楽曲のチョイスがイイ。
アクションと音楽、堪らなくマッチする。
それぞれの個性溢れるキャラクターも愛着がもてて、頼もしくて、暗い過去はあるも笑えて、好き。
ふざけてるし、行き当たりばったりだけど(そこがいい)、上手く行きそうな感じが観ていて楽しい!
MCUの中で一番好きな作品です!
笑って観ていられて、文句なく断トツ面白いです!
私はグルート。
引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのレビュー・感想・評価 (3) – 映画.com
星5 映画史に輝く名作でしょ!
映画の要素って物語に加えてテーマ、美術、音楽、設定、配役と色々あると思いますが、この映画の各要素の噛み合いっぷりはとんでもないレベルで異常な完成度の映画です。無駄が一切ない脚本が本当にすごい。
マーベル見たことなくていいし、音楽の背景とか知らなくてもいいし、気軽に見て誰もが心の底から楽しめる屈指のエンターテイメント映画だと思います。誰もが楽しめるっていうのは言い過ぎじゃないです。
引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
低評価レビューの例
星1 単純に好みではない
MARVEL作品を順に鑑賞、10作目です。
単純に好みでありませんでした。
①キャラクターに魅力がない
②ストーリーが単純
③音楽が良いらしいが若者からすると1曲も知らない。知らない曲がいい場面で流れてきて、しまいには踊り出したり、音楽が邪魔してるとさえ思えてくる。
④コメディ要素が強い作品らしいが笑えるセリフやシーンがない
シリーズの中で1番つまらないと感じてしまいました…。
また、私自身がこのMARVELシリーズでこの作品やハルク、マイティ・ソーなどをあまり好みでないと思う要因がCGの多用です。完全に個人のとらえかたの問題ですが、見ている時にCGだと感情移入がしずらいのです。CG自体リアルですが現実味がなく(そこが好きな人もいるでしょう)、ハラハラ感や身に迫ってくるものが感じられません。
CGを効果的にバランスよく使用するのは難しいなぁと思いました。
引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのレビュー・感想・評価 – 映画.com
星1 キャラクターに魅力なし
評価が高いため期待してみた。
音楽の使い方が絶妙でそこはかなり良い。
が、しかし、キャラクターに物語りを突き動かす力がなく、見終わった後彼らの今後に興味が湧かず、続編は駄作だろうなと容易に想像される。
スターウォーズとの類似性を評論家から指摘されているが、キャラクターのもつ個性はスターウォーズには遠く及ばず、キャラクターが希薄と指摘されているローグワンの人物でさえ、この映画に比べればずっと魅力的だ。
もっとも私はローグワンの人物描写には大変満足しているが。
序盤のボール争奪戦が1番の見せ場だろう。
引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観るならDisney+がオススメ!
2024年8月13日時点で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観ることができる動画配信サービスはDisney+です。
Amazonプライム・ビデオでも観ることはできますが、レンタル料が別途かかってしまいます。
Disney+ | Amazonプライム ・ビデオ |
見放題 | レンタル料199円 |
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