この記事では2003年に公開された映画『ワイルド・スピードX2』について紹介しています。
『ワイルド・スピードX2』の概要
公開日 | 2003年6月6日(アメリカ) 2003年8月23日(日本) |
上映時間 | 108分 |
監督 | ジョン・シングルトン |
出演者 | ポール・ウォーカー タイリース・ギブソン リュダクリス デヴォン青木 コール・ハウザー エヴァ・メンデス など |
興行収入 | 2億3635万ドル(世界) 7億円(日本) |
前作 | ワイルド・スピード |
次作 | ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT |
『ワイルド・スピードX2』はストリートレースを中心としたカーアクション映画で、多くの続編が制作されている『ワイルド・スピード』シリーズの第2作目になります。
ストリートレースやカーチェイスなどの大迫力のカーアクションが見どころで、何も考えずに、ただ観ているだけで楽しめるのが特徴の映画となっています。
あらすじ
米フロリダ州・マイアミ。夜になると、派手なカラーリングとチューンナップが施されたスポーツカーに乗った若者たちが続々集まってくる。その中には、かつてロスでストリート・レーサーたちの強盗団に潜入していた元警官ブライアンの姿もあった。そして、彼はその驚異的なスピードで他を圧倒しレースに勝利するが、突然現われた警察に囲まれ、逮捕されてしまう。実は、ブライアンの捕獲には警察の思惑があった。それは、彼をある国際的なマネー・ロンダリング組織に囮捜査官として潜入させることだった。
引用:ワイルド・スピードX2 の映画情報 – Yahoo!映画
主な登場人物・キャスト
ブライアン・オコナー
演者:ポール・ウォーカー
日本語吹替声優:森川智之
本作の主人公。
前作ではロス市警の捜査官だったが、容疑者の逃亡幇助の罪により本作では警察官としての立場を失っている。
マイアミでのストリートレース後にFBIに拘束され、前科の帳消しを条件に麻薬組織への潜入を命じられる。
ローマン・ピアース
演者:タイリース・ギブソン
日本語吹替声優:楠大典
ブライアンの幼馴染。
車泥棒での逮捕歴があり、それがブライアンのせいだと思い込んでいたため、彼とは疎遠になっていた。
ブライアンに潜入捜査の相棒として選ばれ、久しぶりに彼と再会することになる。
テズ・パーカー
演者:リュダクリス
日本語吹替声優:江川央生
マイアミの表・裏社会に精通する情報通。
カーショップの経営、ストリートレース・水上レースの仕切り、様々な物資の調達など、あらゆることを手広く扱っている。
スーキー
演者:デヴォン青木
日本語吹替声優:小池栄子
マイアミのストリートレース界でトップレベルの実力をもつ女性レーサー。
ピンクの愛車とへそ出しスタイルのファッションが特徴。
テズのガレージに入り浸っている。
カーター・べローン
演者:コール・ハウザー
日本語吹替声優:てらそままさき
ブライアン達が潜入することとなる麻薬組織のボス。
残忍な性格で、敵対するものに対しては一切容赦しない。
モニカ・フェンテス
演者:エヴァ・メンデス
日本語吹替声優:朴璐美
カーター・べローンの麻薬組織に潜入しているFBI捜査官。
べローンの秘書として働いており、愛人にもなっている。
感想・見どころ
前作から進化したカーアクション
本作も前作同様にカーアクションを楽しむ映画で、初っ端のレースシーンからテンションが爆上がりしました。
前作と比べて
・カーアクションシーンの時間が長い
・カーアクションのバリエーションが増えた
・カメラワークが良い
・シフトチェンジなど、社内での運転者の動きの演出の仕方が良い
など、確実にカーアクションシーンは進化していると感じました。
また、ゼロヨンではなく、ストリートレースやカーチェイスがメインとなっており、個人的に前作よりも好きな部分です。
ストーリーは前作よりしっかりしている
前作同様に今作も、”何も考えずに観てもアクションシーンだけで楽しめる映画”となっています。
しかし、前作のようなストーリーのわかりやすさはそのままに、ストーリーの内容は前作よりもしっかりしていると感じました。
ただ、ストーリーの内容が良くなっているとは言っても、あくまで前作と比べての話ですので、”先の展開が全く読めない”や”徐々に伏線を回収していく”といった凝ったストーリーが好きな人からしたら、満足できるレベルとは言えないかもしれません。
あくまでもカーアクションを楽しむ映画だと割り切ったうえで、ストーリーにも目を向けてもらえればと思います。
続編でも活躍するローマンとテズが初登場
現在では数多くの続編が製作されている『ワイルド・スピード』シリーズですが、そのシリーズを通して活躍する2人の人物が『ワイルド・スピードX2』で初登場します。
一人目がブライアンの幼馴染であるローマン、もう一人がマイアミのレースを取り仕切るテズです。
この2人が本作でどのような活躍を見せてくれるのかには、要注目です!
ブライアンとローマンとの相棒関係
本作では主人公ブライアンが幼馴染ローマンを相棒に指名し、共に任務に就くことになります。
この2人の相棒関係が非常に良いと感じました。
前作の相棒枠と言えるドムに対しては、ブライアンは完全に心を開いている感じではありませんでしたが、ローマンとはお互いに気を許している感じが伝わってきました。
ローマンの陽気な性格の影響も大きく、ブライアンとローマンの掛け合いは見ていて面白いです。
そんなブライアンとローマンの相棒関係も本作の見どころの一つです。
作品の評価・レビュー
※2023年6月25日時点
Filmarks、映画.com、yahoo映画のレビューを見てみると、評価点の平均がFilmarksでは5点満点中3.7点、映画.comとYahoo映画では5点満点中3.6点となっており、まずまずの評価と言えるでしょう。
高評価のレビューを見てみると、「1作目と比べてカーアクションもストーリーも良くなってる」という意見が多く、前作からあらゆるところが進化した点が高く評価されていました。
一方、低評価のレビューを見てみると、「ドミニクやファミリーが出てこないのは残念」という意見が多く、前作の中心人物が登場しないことが不満点になっているようです。また、「車に興味ないと楽しめない」といった意見もあり、個々人の好みによって評価は大きく変わりそうです。
高評価レビューの例
Filmarks ★5レビュー
ワイルド・スピードX2のれいんのレビュー・感想・評価
何度も観てる!私のワイルドスピードは2から始まったくらい大好き!1は骨太のスピード!男!みたいなイメージだけど、2はマイアミ、ヒップホップ、ネオン、ギャルって感じがして色もカラフルでめっちゃ気分が上がる。ストリートレースのまた違った楽しみ方や見せ方を提示してくれた作品。後々まで自分の好みの基準を作ってくれた影響された。それくらい好き!ワイスピの映画で唯一映画館で観た。
前作はヴィンディーゼルが出演していたので、作品にも骨太感が出ていたけど彼がトリプルXの出演を決めたのでキャンセルしたからポールウォーカーが主で出ているのでそれも大大大好き!映画観た後に好きすぎてサントラずーっと聞いてた。エヴァメンデスも本当に素敵でこの映画で大好きになった。健康的な肌に抜群のスタイルに厭らしくないセクシーさ美しいお顔に見ていてすごく自分の心が満たされる。ただ、この作品で女心的にいくら潜入捜査とはいえ好きでもない人に抱かれなければならない、惚れている演技をする、それって仕事と割りきれるのかなーと疑問に思うし気持ち的に拒みたくなるけれどそれが仕事なんですね。敵も良い感じにわるーーい感じがしてすごく良い!デヴォン青木もギャルで素晴らしい!かわいい!!
ブライアンも前回、ミアと良い感じになってたくせによくすぐ新しい女性に惚れるなーって笑っちゃう。
ブライアン達のやんちゃ感がすごく良い!シリーズ通しても、若さが全面に出てる!
ハラハラするところもけっこうあるんだけど、やっぱり私はこの2が一番好きだな。ストリートレースも車もちゃんと映画として主だっているし、後々のアクションに主を置いているのも好きだけどこれぞワイスピ!って気がするので。
ただし、この映画は悪くないのに私の心を曇らせるのはこの映画を元カレと元カレを紹介してくれた友達と三人で観に行ったこと。バカか?って今は思う。その元カレも友達もなんやかんやあって本当に私バカだったなと思う。でも映画のこと嫌いにならずそんなの上回るくらい好きなのでやっぱりこの映画すごい!良い!
引用:ワイルド・スピードX2 bic********さんの映画レビュー – Yahoo!映画
映画.com ★4.5レビュー
前作を超える面白さ
一作目もこれくらいカーアクションに特化していてほしかった!
前作でロス市警を首になったブライアン(ポール・ウォーカー)が、今度はマイアミで警察に協力する事に。
見ていて最初に感じた違和感は、ブライアンのカリスマ性。
いつの間にか天才ストリートレーサーになっている。
なのに、ロス市警を首になってから今までの説明がないため、あれ?才能開花しちゃってるじゃんと、突然の衝撃。
しかし、そのおかげでこの映画の主軸をついに掴んだといえる。
天才レーサーがひょんな事から警察と協力して悪を叩く。
基本はハラハラドキドキのカーチェイスが見物で
その中に恋や友情が描かれる。
これぞ娯楽性あふれるムービーという仕上がりになっていて、とても楽しめる作品。
次はどんな進化を遂げるのか楽しみになれるシリーズだ。
引用:「前作を超える面白さ」ワイルド・スピードX2 trexyuukiさんの映画レビュー(感想・評価) – 映画.com
Yahoo映画 ★5レビュー
冒頭から心臓バクバク☆
文句ナシ!!面白かった♪
この撮影の制作費、一体いくらかかってるのかな?なんて事もちょっと気になりながらも、繰り広げられるバトルの数々・・・。
前作では『私も走りたい♪』なんて思ってたけど、今作では『絶対隣に乗りたくない』と思いながら観てしまいました。スタントマンさんスゴイ!!
もちろん車好きな方なら問答無用に楽しめると思いますが、ストーリーも面白かった。
今度の敵は頭もよく、かなりのワルです。車のハイスピードと共に仕掛けられる騙し合いに、爽快になったり不安になったりで息つく間もありませんでした☆
前回イカした女性ドライバーを演じたミシェル・ロドリゲスが出てないので残念・・・と思ってたんですが、今回はデヴォン青木が超キュートでカッコよかったです☆
超満足♪
引用:ワイルド・スピードX2 hdk********さんの映画レビュー – Yahoo!映画
低評価レビューの例
Filmarks ★2.5レビュー
ワイルド・スピードX2のぶちゃのレビュー・感想・評価
ヴィン・ディーゼルってファンいるんかな?とか失礼ながら思ってたのだけど、あのラーメン屋の店主みたいな顔がないワイスピは一味足りない。
マリカーのキノコみたいな扱いのNOSは相変わらず笑う。
ストーリーラインは前作より潜入操作という点に重きを置いているけれど、雑な描き方で退屈。
個人的に前作のようにGTAのような人種毎にギャングがいて、00年代のアウトローを盛り盛りで描くほうに力を入れてた方が好きだなあと。
あと、アメ車出てきちゃうと自分の好みがそっちだから、主人公らのマシンが急にダサく見えちゃう。
引用:ワイルド・スピードX2のぶちゃの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画
映画.com ★3レビュー
ファミリーが出て来ない…
ワイルドスピードシリーズ初めてなので、
1のファミリーがどうやって絆を深めて行くのかなと
思って見てたらファミリーが出て来ない!
ローマンが出て来るけど、
絵は若干地味に感じでしまった。
車の見せ場もあるけど、
カーレースと言うよりカーアクション。
よくある犯罪バディ物って感じでした。
ここからどう一番売れるアクション映画シリーズ
に進化して行くのか見て行こうと思います。
引用:「ファミリーが出て来ない…」ワイルド・スピードX2 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価) – 映画.com
Yahoo映画 ★1レビュー
趣味が違うと全てダメ
車に興味のない自分のような人間が見たらだめなんでしょうね。でも、戦闘機に興味のない自分でも『トップガン』は面白かったし、同じようなカーアクションでいえば『トランスポーター』も割りと楽しめた。でもこのシリーズは全般的にダメ。なんでだろう。やっぱり主人公がただのチンピラで、敵を倒したところで、結局のところ犯罪者同士の馬鹿騒ぎにしか見えないせいだろう。劇中では描かれていないけれども、主人公たちの犯罪・迷惑行為によって、被害を受けている人が大勢いるわけで、そっちが気になってしまう。しょせんは珍走団。
引用:ワイルド・スピードX2 bic********さんの映画レビュー – Yahoo!映画
『ワイルド・スピードX2』を観ることができる動画配信サービス
2024年8月12日時点で『ワイルド・スピードX2』を観ることができる動画配信サービスは以下になります。
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