舞台は東京。賛否が分かれるワイスピの問題作!映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の見どころ・感想

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この記事では2006年に公開された映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』について紹介しています。

『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』はこんな映画

・大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの第3作目
・過去作からメインキャストが一新。シリーズ屈指の人気を誇る”ハン”が登場。
・ドリフトに焦点を当てたカーアクションが見どころ

『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』の概要

原題The Fast and the Furious: Tokyo Drift
公開日2006年6月16日(アメリカ)
2006年9月16日(日本)
上映時間104分
監督ジャスティン・リン
出演者ルーカス・ブラック
サン・カン
ナタリー・ケリー
バウ・ワウ
ブライアン・ティー など
興行収入1億5896万ドル(世界)
10億円(日本)
前作ワイルド・スピードX2
次作ワイルド・スピードMAX
※2023年8月27日時点、Wikipedia情報

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTはストリートレースを中心としたカーアクション映画で、多くの続編が制作されている『ワイルド・スピード』シリーズの第3作目になります。

舞台が東京であること、メインキャストが前作から一新されているのが本作の特徴です。

他のワイスピ作品と比べると本作は評価が低めですが、ドリフトを主ととしたカーアクションや、シリーズ屈指の人気人物”ハン”が登場するなど、きちんと見どころはある作品となっています。

あらすじ

無茶な暴走行為で地元にいられなくなった高校生ショーンは父親の駐留する東京へやってきた。ハイスクールで知り合った留学生のトゥインキーに連れられて、ショーンははじめて究極のドライブ・テク“ドリフト”に出会う。だがそれは、ドリフト・キングの異名をとる男、D.Kとの熾烈な戦いのはじまりでもあった。熱いカーマニアたちに囲まれ、ドリフト・テクを猛練習するショーン。そして激しいライバル心を燃やすD.K.ショーンとD.Kは、極限のドリフト・レースで勝負することになるが――!

引用:ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT – 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
The Fast And The Furious: Tokyo Drift – Trailer (HD)

主な登場人物・キャスト

ショーン・ボズウェル
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

演者:ルーカス・ブラック
日本語吹替声優:小西克幸

本作の主人公で、ストリートレースにのめり込んでいる高校生。
危険運転で2度の逮捕歴があり、捕まるたびに引っ越しを繰り返してきた。
本作での3度目の逮捕に伴い、少年院に行くか、父の住む日本に移住するかの選択を迫られ、日本へとやってくる。

ハン
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

演者:サン・カン
日本語吹替声優:室園丈裕

クラブと車の整備工場を経営する青年。
常に何らかのスナック菓子を手にしている。
ストリートレース会場で出会ったショーンに車を貸したことがきっかけで、ショーンにドリフトを教えることとなる。

ニーラ
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

演者:ナタリー・ケリー
日本語吹替声優:佐古真弓

本作のヒロイン。
ショーンが転校した学校のクラスメイト。
外国人同士、境遇が似ているショーンと次第に親しくなっていく。

トゥインキー
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

演者:バウ・ワウ
日本語吹替声優:大畑伸太郎

ショーンが転校した学校の女・車好きな同級生。
ショーンが日本で親しくなった最初の人物。
ショーンはトゥインキーに連れられてきた改造車の集会で、日本に来て初のレースを行うこととなる。

タカシ(D.K.)
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

演者:ブライアン・ティー
日本語吹替声優:最上嗣生

”ドリフトキング(D.K.)”の異名を持ち、東京都内のストリートレースで頂点に君臨する人物。
ヤクザの組長である叔父がバックについており、走り屋たちからは恐れられている。
ハンとはビジネスパートナーのような関係にある。

見どころ・感想

ドリフトに焦点を当てたカーアクション

(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

過去のワイスピシリーズと同じく、本作でもストリートレースやカーチェイスなどのド派手なカーアクションが見どころとなり、本作では映画タイトル通りドリフトがテーマになっているのが特徴です。

過去2作のカーアクションは、とにかく速さを追い求めたような感じでしたが、本作ではドリフトという要素が加わることで、速さにテクニックがプラスされたアクション構成になっていて、個人的には過去作のカーアクションよりも楽しめました。(ドリフト時の摩擦音がいい…)

また、ドリフトがアクションのテーマとなっていることで、「海外と比べて狭く複雑な日本の道路の特徴が活かされているなぁ」と感じました。

シリーズ屈指の人気を誇るハンが初登場

(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

ワイスピシリーズの登場人物の中でもトップレベルの人気を誇るハンが、本作で初登場となります。

私もワイスピシリーズではハンが一番好きなキャラです。

常に余裕のある感じがめっちゃカッコいい…!

本作でハンがどんな活躍をするのか、要注目です!

日本人俳優も出演

本作は日本が舞台ということもあり、日本人俳優も出演しています。(ストーリー上重要な人物ではありませんが…)

ふとしたシーンで見慣れた俳優さんが出てきて「おっ」と思うことがあり、何でもないシーンでもちょっとした楽しさを感じることができました。

洋画なのに日本人だけのお楽しみポイントがあり、なんとなく得した気分になりました。

主役の魅力は過去2作より劣る

本作の主役はワイスピの過去2作には登場しなかったショーンです。

このショーンに対してどのような印象を持つかで、本作の評価は大きく変わりそうな気がします。

私個人的には、過去2作の主役であるブライアンおよびドムと比べるとショーンの魅力は劣っていると思いました。

ただ、そのおかげで相対的にハンの魅力が際立っており、悪いところばかりではないと感じていたりもします。

細かい部分に目を向けるとツッコミどころも多いが…

(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「そもそもフィクションの映画なのに気にしすぎ」と言われてしまえばそれまでですが、

本作は日本人だからこそ気になってしまう部分が多いかなあと思いました。

いくつか例を挙げると以下のような感じでしょうか。

  • 普通に高校生が車を運転してる
    →ストリートレースとかしてる連中なので、高校生だからとか関係ないか?
  • 純日本人っぽい人が片言の日本語を話してる
    →洋画だとよく見る光景なので個人的にはあまり気にはならなかった
  • そもそもワイスピのノリが日本に合ってない感がある
    →大量の高級車の周りで、露出度高い姉ちゃんたちが踊ってる光景などは、あまり日本っぽくないように感じた。偏見かもしれませんが。

映画を楽しむうえでは正直どうでもいいものがほとんどですが、細かい設定まで気にして映画を楽しみたい人にとっては本作は観ていてツッコミどころが多いかもしれません。

この”ツッコミどころが多い”というのは個人的には映画の評価をするうえでにマイナスですが、「逆に楽しめる」という人もいるかもしれません。

作品の評価・レビュー

※2023年9月3日時点

Filmarks、映画.comのレビューを見てみると、評価点の平均がFilmarksでは5点満点中3.3点、映画.comでは5点満点中2.8点であり、低めの評価となっています。

高評価のレビューを見てみると、”カーアクション”や”ハンが非常に魅力的な人物”というところが進化した点が高く評価されていました。

一方、低評価のレビューを見てみると、”製作者の日本への理解の無さ”や”登場人物に魅力が無い”ことを批判した意見が多く、日本が舞台であるが故に多くの不満点がある印象を受けました。

ただ、本作をボロクソに批判したレビューでも、”ハンだけは良かった”、”ハンがいたからギリギリ観れた”との意見が散見されました。

出典:ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT – 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
出典:ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT : 作品情報 – 映画.com

高評価レビューの例

Filmarks ★4.4レビュー

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのぜるのレビュー・感想・評価

個人的には3作の中で一番面白かった。

シナリオの構成は王道ではあるんだけど、友情、努力、勝利の積み重ねが非常に丁寧で良い。

ハンの強キャラ感だけでご飯3杯はいける。初登場の時点から既に格好良い。

最初から最後まで格を落とすことがなかったのも強者の説得力になってる。

今までのカースタントも凄かったけど今回のはレベルが違う。

駐車場のドリフトとかラストバトルのスタントには度肝を抜かれた。

ラストシーンアツ過ぎ。これからの作品への期待値も上がってしまう。

引用:ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのぜるの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画

映画.com ★5レビュー

シリーズ屈指のバカ映画

我が日本を舞台にしたカーアクション映画の最高峰にして妻夫木聡の最高傑作(ただし出番5秒くらい)。アメリカでヤンチャして退学食らったやたらとフケた高校生が別居中の父ちゃんを頼って来日してみると、そこは警察も見て見ぬフリする爆走野郎達がたむろするスピード天国でしたというお話。

主要演技陣の日本人がみんなカタコトの日本語だったり、千葉真一大先生以外は出演陣に華がサッパリなかったりするのはご愛嬌。シリーズ中最高のカーアクションでお腹いっぱい。コレが実写化できるならば、是非『サーキットの狼』の公道グランプリを再現して頂きたいところ。日本車がバンバカぶっ壊れてもあんまり爽快感がないので、次回はスーパーカーをバンバカブッ壊して下さい。主演はもちろん国産スーパーカーの最高峰、光岡自動車のオロチでお願いします。

引用:「シリーズ屈指のバカ映画」ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT よねさんの映画レビュー(感想・評価) – 映画.com

低評価レビューの例

Filmarks ★1.0レビュー

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

思わず鳥肌が立ってしまうほどお粗末な作品だ。日本の扱い云々は勿論なのだけど、それ以外も全てが酷い。そもそも主人公が高校生に見えないことや、悪役タカシの演技力のなさや日本語喋れないことだけでも酷いが、そもそも設定を高校生にした時点でおそらく日本の免許取得年齢を調べてないだろうことがわかる。

ハリウッドでここまでクソな映画を作ることが許されるってどういうことだろう。あのドラゴンボールと同じくらいのレベルかも。

引用:ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのヘンダーソンの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画

映画.com ★0.5レビュー

キャストみんな

華がない。

主人公とヒロインでさえ脇役級。ハンのおかげで映画として見れましたが終わるまで苦痛でした。一応シリーズなので見ました。

主人公が高校生に見えないし、高校生設定ならもっとあどけないような若い子を起用してよかったのでは?

おでこ広めで顎が青いのでせめて大学生にしてください。

海外の監督さんが日本を舞台にするといつもガッカリするので期待せずに見ました。

突っ込むところはまだまだありますが描くときりがないのでやめます。

引用:「キャストみんな」ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT ʕ•ᴥ•ʔさんの映画レビュー(感想・評価) – 映画.com

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を観ることができる動画配信サービス

2024年1月1日時点で『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を観ることができる動画配信サービスは以下になります。

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