この記事では2017年に公開された映画『gifted/ギフテッド』の紹介をしています。
・「子供にとっての幸せとは何か?」を考えさせられる映画
・マケンナ・グレイスの素晴らしい演技が見どころ
・数学好きだと、より楽しんで観れるかも
『gifted/ギフテッド』の概要
『gifted/ギフテッド』は『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで有名なマーク・ウェブが監督を、『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース』のキャプテン・アメリカ役で知られるクリス・エヴァンスが主演を務めた、ファミリードラマ映画です。
公開日 | 2017年4月7日(アメリカ) 2017年11月23日(日本) |
上映時間 | 101分 |
監督 | マーク・ウェブ |
出演者 | クリス・エヴァンス マッケンナ・グレイス リンジー・ダンカン ジェニー・スレイト オクタビア・スペンサー など |
興行収入 | 約4304.6万ドル(世界) 約2.3億円(日本) |
あらすじ
生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーは、独身の叔父フランクとフロリダの小さな町でささやかながら幸せな毎日を送っていた。しかし、メアリーに天才的な特別な才能が明らかになることで、静かな日々が揺らぎ始める。メアリーの特別扱いを頑なに拒むフランクのもとに、フランクの母イブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すため2人を引き離そうとする。そんな母に抵抗し、養育権をめぐる裁判にのぞんだフランクには、亡き姉から託されたある秘密があった。
引用:gifted ギフテッド : 作品情報 – 映画.com
主な登場人物・キャスト
フランク・アドラー

演者:クリス・エヴァンス
日本語吹替声優:加瀬康之
天才少女メアリーの叔父で、船の修理工をしている。
メアリーと猫のフレッドと暮らしており、誰よりもメアリーの幸せを願っている。
メアリー・アドラー

演者:マッケンナ・グレイス
日本語吹替声優:新井美羽
フランクの姪。
まだ7歳と幼いが、驚異的な頭脳の持ち主。
基本的に言動は大人びているが、年相応の子供らしさを見せることもある。
イヴリン・アドラー

演者:リンジー・ダンカン
日本語吹替声優:倉野章子
フランクの母であり、メアリーの祖母。
メアリーが天才だと知り、英才教育を施そうとする。
「メアリーには普通の暮らしをしてほしい」と考えているフランクと対立することになる。
ボニー・スティーブンソン

演者:ジェニー・スレイト
日本語吹替声優:渋谷はるか
メアリーの担任教師であり、いち早く彼女の才能に気が付くことになる。
メアリーの話をきっかけに、フランクと親交を深めていく。
ロバータ・テイラー

演者:オクタヴィア・スペンサー
日本語吹替声優:田村聖子
フランクとメアリーの隣人である中年女性。
メアリーの親友であり、同年代の友達が少ないメアリーにとっては貴重な存在。
メアリーの才能について知っており、彼女の将来を案じている。
見どころ・感想
「子供にとっての幸せとは何か?」を考えさせられる映画

本作を観終わって私が一番感じたのは「子供にとっての幸せってなんだろうか?」ということです。
”天才少女メアリーの教育”をめぐっての大人たちの争いが本作では描かれます。
・類まれな才能をさらに伸ばすために普通の生活から離れ、英才教育を行う
・普通の子供らしく、のびのびと普通の生活をおくる
どちらも大人たちがメアリーの幸せを考えての選択肢ではありますが、メアリー自身の希望が蔑ろにされている部分があり、大人たちのエゴであるとも言えます。
メアリーからすれば大人たちの判断で自分の生活が変えられてしまい、しかもまだ子供の自分には決定権がありません。
いくら天才とはいえ、まだ子供のメアリーはこの問題に対してはあまりにも無力です。
そのため、子供に関して重大な決断をするときは「この決断は本当にこの子の幸せにつながるだろうか?」を考えなくてはならないなあと、そんな感想を持ちました。
メアリー役のマッケンナ・グレイスの演技がすごい!

まだ7歳でありながら、驚異的な頭脳を持つ天才少女のメアリー。
そのメアリーを演じる子役のマッケンナ・グレイスの演技がとにかくすごいです。
”頭が良すぎて子供らしくないところもありつつ、年相応の子供らしさもある”。
そんな難しい役ですが、不自然さを出さずに演じているのが素晴らしかったです。
”7歳の天才少女”と”7歳の普通の女の子”を両立させている、マッケンナ・グレイスの演技に要注目です!
普通の人を演じるクリス・エヴァンスが新鮮だった

私はマーベルのスーパーヒーロー映画がきっかけでクリス・エヴァンスのことを知り、そのクリス・エヴァンスが主演の映画ということで本作を観ようと思いました。
私の中でクリス・エヴァンスはどうしてもスーパーヒーロー(キャプテン・アメリカやヒューマン・トーチ)のイメージになってしまうのですが、本作ではスーパーパワーなど存在しない世界観で、ただ姪の幸せを願い生活する普通の人を演じており、すごく新鮮でした。
私と同様にマーベル映画がきっかけでクリス・エヴァンスを知った人には、ぜひとも本作でクリス・エヴァンスのスーパーヒーロー映画とはまた違った演技を観て欲しいと感じました。
数学好きだと、より楽しんで観れるかも
親が数学者であり、自身も数学の天才であるメアリー。
そんな彼女を中心とした物語である本作では、必然的に数学の要素が出てきます。
私は数学に詳しいわけではないので、「こんな問題があるんだー」と軽く流してしまいましたが、詳しい人なら「この式知ってる!」「あー、この問題ね」といったように、より楽しめるかもしれないと思いました。
作品の評価・レビュー
※2022年9月11日時点
映画.comやyahoo映画などのレビューを見てみると、評価点の平均が映画.comでは5点満点中4.0点、yahoo映画では4.2点となっており、高評価であることがわかります。
高評価のレビューを見てみると、「メアリー役のマッケンナ・グレイスの演技が素晴らしい!」という声が最も多かったです。
他にも、ストーリーや”子供にとっての幸せとは何か?”というテーマを評価しているレビューも見られました。
一方、数は少ないですが低評価のレビューを見てみると、「期待していたほどの内容ではなかった」「ストーリーが無茶苦茶」「リアリティが無く、感動できなかった」などの意見もありました。


高評価レビューの例
星5 タイトルなし
めちゃくちゃ大好きな映画!
何回でも観たいと思える映画。
とにかくメアリーが可愛い!
病院のシーンは感動だし、ラストは羨ましいくらいの親子愛に涙止まらない。
夕日でシルエットになるシーンは色々と凄い!笑
お父さんに登るメアリーも凄いしそれに動じないお父さんも凄い笑
引用:gifted ギフテッドのレビュー・感想・評価 – 映画.com
星5 泣けた。
ずば抜けた数学の才能があるがゆえに徹底的に英才教育したい祖母。
ふつうの優しい子供に育ってほしい叔父さん。
結局、養育権をめぐって骨肉の争いに・・
そうゆうお話。
主演のマッケナ・グレイスは日本でいえば芦田愛菜ちゃんかな?
七歳ぐらいだけれど、将来美人になりそうって一目でわかる(笑)
早熟で大人びているけれど、生え変わりの時期なのか前歯が無い(笑)
生意気だけど、可愛らしい。そんな女の子を見事に演じている。
片目の猫も可愛い。
ひょっとして歴史に名前が残るかもしてないけれど、その代わりに孤独で寂しい人生しか待っていないのなら、それでも天才って幸せなの?
そう問いかけているのかもしれない。
これから子育てしようと思っている人におススメです。
引用:gifted/ギフテッド の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
低評価レビューの例
星1 主題と内容が関連していません
数学の才能のある少女だから、人間関係が難しくなる、短絡的な物語。
少女はかわいいけどね、ストーリーが無茶苦茶です。
引用:gifted ギフテッドのレビュー・感想・評価 (2) – 映画.com
星2 良くできた作品ではある
かなり評価いいし期待したけど
先にあらすじ読んだせいか、
特に感動とかしなかったかな
もうあらすじそのまんまみたいな
それ以上もなく
結局ぐっとこなかった。
引用:gifted/ギフテッド の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
『gifted/ギフテッド』を観るならDisney+がオススメ
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