こんな方に役立つ記事です。
・「アイデアのつくり方」がどんな本か知りたい
・もっとクリエイティブな人になりたい
・アイデアを生み出す方法が知りたい
「自分は頭が良くないから、新しいアイデアなんか思いつかないよ…」
「画期的なアイデアを思いつくのは、一部の天才だけ」
そんなことを思っている人に読んでほしい、「アイデアのつくり方」という本を紹介します。
「アイデアのつくり方」はこんな本
「アイデアのつくり方」では、
・アイデア作成の基礎となる2つの原理
・アイデアがつくられる5つの段階
について解説されており、「どうやってアイデアをつくるのか」を知ることができます。
メンタリストDaiGoさんも絶賛する内容となっています。
また、この本の特徴として、すぐに読み終わることが挙げられます。
ページ数は100ページ程度しかなく、私は40分で読み終わりました。
人によっては、30分程度で読み終えてしまうかもしれません。
短時間で読めるので、読むハードルはかなり低いと思います。
↓本の薄さはペンと同程度です。
アイデア作成の基礎となる2つの原理
著者のジェームズ・W・ヤングは、どんな技術を習得する場合でも学ぶべき大切なことを2つ挙げています。
第一に「原理」、そして第二に「方法」です。
アイデア作成でも同じです。
ここでは、アイデア作成の原理を2つ紹介します。
①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
アイデアは何もないところから生まれてくるのではありません。
既存のもの同士を組み合わせることによって、アイデアはつくり出されます。
アイデアがなかなか思いつかないという人は、「何もないところからアイデアを生み出さなければ」と思い込んでしまっているのかもしれません。
②新しい組み合わせをつくり出す才能は、事物の関連性を見つけ出す才能によって高められる
既存のもの同士から新しい組み合わせをつくり出すには、「一見関連性のないもの同士から、関連性を見つけ出す力」が大切です。
例えばスマホは、関連性のないもの同士を組み合わせた代表例ではないでしょうか。
電話という既存のものと、関連性のなさそうなものを組み合わせています。
アイデアがつくられる5つの段階
ここからは、アイデアをつくる「方法」について紹介します。
アイデアをつくるには、5つの段階が必要です。
①データ集め
②データの咀嚼
③考えることをやめる
④アイデアの誕生
⑤アイデアを具体化し、展開する
アイデアをつくりたければ、その段階が完了するまで次の段階に進んではいけません。
それぞれの段階について簡単に説明していきます。
①データ集め
第1段階は「データ集め」です。
アイデア作成の原理として、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ」ということを紹介しました。
既存の要素を組み合わせるのですから、データ集めは必ず行わなければなりません。
データが集まれば集まるほど、新しい組み合わせは生まれやすくなります。
当たり前のことを言っていると思う人もいるかもしれませんが、多くの人はこの「データ集め」をサボってしまっています。
データを集めていたはずなのに、なにかひらめくのを期待しながらぼーっとしていたりします。
この行動は、いきなり第4段階の「アイデアの誕生」にとりかかっていることになるのでアイデアは生まれにくいです。
②データの咀嚼
第2段階は「データの咀嚼」です。
データの咀嚼と言っても伝わらないと思うので、具体的に説明すると以下のようなことを行います。
・集めたデータ1つ1つを、様々な視点から見る
・2つのデータを一緒に並べてみて、どうすれば噛み合うのかを調べる
この作業は、既存の要素を組み合わせる作業です。
しかしやがて組み合わせるのに疲れ果て、思考がごちゃごちゃになってしまうでしょう。
そうなったら、第2段階は完了です。
③考えることをやめる
第3段階は「考えることをやめる」です。
この段階では、私たちは特に何もしません。
考えることを放棄して、自分の想像力や感情を刺激するものに心を移します。
音楽を聴いたり、映画を観たり、散歩をしたり、何でも大丈夫です。
「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」の記事で紹介した、リラックスして思考がさまよっている「緩和モード」のような状態に、脳がなるようにします。
アイデア作成について考えるのをやめることで、自分の意識の外でデータが勝手に組み合わさるのを待ちます。
④アイデアの誕生
第4段階は「アイデアの誕生」です。
第3段階までをやり遂げれば、アイデア誕生の瞬間は必ずやってきます。
その瞬間は、お風呂に入っているときかもしれないし、歯を磨いているときかもしれません。
「アイデアをつくらなければ」という心の緊張をといて、リラックスする時間を過ごした後にアイデアは訪れてきます。
「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」の記事で紹介した、リラックスして思考がさまよっている「緩和モード」のような状態に、脳がなるようにします。
⑤アイデアを具体化し、展開する
第5段階は「アイデアを具現化し、展開する」です。
アイデアが誕生しても、まだやらなければならないことがあります。
現実の過酷な条件や世知辛さといったものに適合させるため、生まれたばかりのアイデアに様々な手を加える必要があります。
アイデアを現実で使えるようにするためには、「理解ある人々の批判を仰ぐ」ことが有効な手段となります。
要するに、いろんな人の意見を聞いて、アイデアをより良いものにしていきます。
まとめ
書籍「アイデアのつくり方」について紹介してきました。
ポイントを以下にまとめておきます。
アイデア作成の基礎となる2つの原理
①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
②新しい組み合わせをつくり出す才能は、事物の関連性を見つけ出す才能によって高められる
アイデアがつくられる5つの段階
①データ集め
②データの咀嚼
③考えることをやめる
④アイデアの誕生
⑤アイデアを具体化し、展開する
「アイデアがつくられる5つの段階」をしっかりと意識して、アイデアをたくさん出せるクリエイティブな人を目指しましょう!
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