世界的名著から学ぶ、成功するための原理原則。「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」/スティーブン・R・コヴィー[書評・要約]

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世界的な名著であり、おそらく最も有名なビジネス書である「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」。

世の中には多くのビジネス書や自己啓発書がありますが、まずは本書を読むことをオススメします。

私はこれまで多くの本を読んできましたが、その中でも本書からは特に強い影響を受けました。

そんな世界的ベストセラー「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」について紹介していきます。

「7つの習慣 人格主義の回復」はこんな本

1990年に初版が発行され、全世界3000万部、国内220万部を超える売り上げを記録し、今も多くの人に読み続けられるビジネス書のベストセラー「7つの習慣 成功には原則があった!」

その「7つの習慣 成功には原則があった!」が、著者のスティーブン・R・コヴィーが亡くなって1年を期に新たに訳し直され、「7つの習慣 人格主義の回復」となりました。

人生における成功は、自身の人格を磨くことで達成されるという考えのもと、成功するための原則が紹介されています。

本書は自己啓発に関する書籍では一番有名ではないかと思われ、読んだことがある方も多いでしょう。

まだ読んでいない方にはぜひ読んで頂きたいですし、もう読まれた方にも定期的に読み直して頂きたい本です。

個性主義と人格主義

人生で成功するための考え方として本書では「個性主義」と「人格主義」について書かれています。

本書のタイトルに「人格主義の回復」とあるように、本書では人格主義が大事であるとされています。

この「人格主義」について、「個性主義」と合わせて紹介します。

個性主義

個性主義は、「成功は、個性、社会的イメージ、態度、行動、テクニックなどによって、人間関係を円滑にすることから生まれる」という考えです。

悪い言い方をすれば、人を思い通りにコントロールする術が大事ということです。

例えば、相手の言動などを真似るミラーリングを意識的に行うことで、相手に好感を持ってもらおうというのは、個性主義と言えるでしょう。

本書の著者スティーブン・R・コヴィーは、「近年の成功に関する文献のほとんどが個性主義に関するもので、表面的なことにしか触れていない」と述べています。

人格主義

人格主義は、「成功は、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉など、人間の内面にある人格的なことから生まれる」という考えです。

まず行うべきは土台となる自身の人格を磨くことであり、個性主義のアプローチは二の次です。

そうしなければ、長期的に成功し続けることはできません。

本書では人格を磨くための基本的な原則として「7つの習慣」が紹介されています。

「7つの習慣 人格主義の回復」で紹介されている7つの習慣

本書で人格を磨くための習慣として紹介されているのは以下の7つです。

第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ

この7つの習慣は、誰かに頼らざるを得ない「依存」から、自分のことは自分で決められる「自立」、そして自身は他社との関係で成り立っていると自覚する「相互依存」へと至るためのプロセスです。

そのプロセスは第1~第3の習慣による「私的成功」、第4~第6の習慣による「公的成功」、第7の習慣による「再新再生(第1~第6の習慣に磨きをかける)」に分かれます。

依存から相互依存へと至るためのプロセス

この記事では、7つの習慣のうち私が特に重要だと思った3つを紹介します。

第1の習慣:主体的である

主体的とは

第1の習慣は「主体的である」です。

この「主体的」というのは、自分の価値観に基づいて行動するということです。

「主体的」の対義語は「反応的」で、そのときの感情や周りの環境に影響を受けることを指します。

反応的な人は、他者に褒められると気分が良くなるが、認められないと機嫌が悪くなるなど他者の行動次第で精神状態がころころ変わります。

自分をコントロールする力を他者に与えてしまっている状態と言えるでしょう。

主体的な人も、周りからの刺激による影響を受けないわけではありません。

しかし、そういった刺激に対して、どういった反応をするのか自分の価値観に基づいて選択しています。

つまり、主体的な人は何かが起こっても、反射的に怒ったり、悲しんだりといった反応をせずに、まずその出来事について深く考えてどういった反応をするかを選択します

結果的に怒る、悲しむといった反応をしたとしても、深く考え、自ら選択したのであれば主体的であると言えるでしょう。

影響の輪と関心の輪

自分がどのくらい主体的な人間かを自覚するためには、自分の時間とエネルギーを何にかけているかを知ることが大事です。

本書では、これを知るために「影響の輪」と「関心の輪」というものが紹介されています。

人は誰でも、健康や家族、お金、職場の問題、政治など広く様々な関心事を持っています。

円を思い描いて、その中に自分が関心を持っていることが入っていると考えてみてください。

その円が関心の輪です。

その関心の輪の中に、さらに小さな円を思い描いてください。

この小さな円が影響の輪です。

関心の輪に入っているものの中で、自分でコントロールでき、影響を与えることができるものは影響の輪の中に入ります

影響の輪と関心の輪

この2つの輪のうち、自分の時間とエネルギーをかけているのがどちらかを考えれば、主体性の度合いがわかります。

主体的な人は影響の輪の領域に労力をかけており、反応的な人は影響の輪の外に労力をかけています。

つまり、主体的な人に近づくには、影響の輪の領域に意識を集中すれば良いのです。

第3の習慣:最優先事項を優先する

第3の習慣では、時間管理に関する問題が取り上げられています

時間管理の本質は「優先順位をつけ、それを実行する」ことです。

では、どのように優先順位をつければよいのでしょうか?

時間管理のための優先順位をつけるのに役立つのが、「時間管理のマトリックス」です。

時間管理のマトリックス

このマトリックスを見るとわかるように、活動を決める要因は「緊急度」と「重要度」です。

マトリックス中の緊急度の高い領域(第Ⅰ、第Ⅲ領域)に対して私たちは受動的に反応します。

しかし、成功したり、何かを成し遂げたかったら、能動的に行動することが必要です。

つまり、緊急ではないが、重要である第Ⅱ領域に注力していくことが重要です。

しかし、第Ⅱ領域の活動はやらなければいけないとわかっていても、緊急ではないがゆえに後回しにしてしまいがちです。

そのため、優先順位をつけるときは、まず第Ⅱ領域から埋めてしまうのが効果的となります。

とはいえ、どうしても第Ⅰ領域の緊急で重要なことに対応しなければならない状況になることはあります。

そのときはすぐに対応しなくてはなりませんが、普段から第Ⅱ領域の活動に時間を使っている人は、そのような状況になることが他の人と比べると少なくなります。

第7の習慣:刃を研ぐ

第7の習慣は、あなたという人間をつくっている、「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」という4つの側面の刃を研ぎ、再新再生させるための習慣です。

つまり、あなた自身の価値を高め、維持していくための習慣となります。

この第7の習慣は、第3の習慣で紹介した「時間管理のマトリックス」における、第Ⅱ領域の活動になります。

第7の習慣で、「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の刃を研ぐための行動の例を以下に示します。

肉体:運動、食事、睡眠など
精神:価値観の明確化、瞑想まど
知性:読書、計画立案、執筆活動など
社会・情緒:奉仕活動、他者への共感、他者との協力など

この4つの側面は、それぞれ大切ですが、4つのバランスを考えて磨くことで最大の効果が得られます

どれか1つでもおろそかにすると、他の3つに必ず悪影響が及びます。

第7の習慣により、4つの側面の刃を研ぐことで第1~第6の習慣による効果も大きくなっていきます。

まずは1日1時間の「刃を研ぐ時間」をつくることを目指しましょう

まとめ

書籍「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」について紹介してきました。

ポイントを以下にまとめておきます。

人生で成功するための7つの習慣
第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ

第1の習慣
・自分でコントロールでき、影響を与えられることに意識を集中する。

第3の習慣
・成功したり、何かを成し遂げたかったら、能動的に行動することが必要
・緊急ではないが、重要である活動を優先的に行う

第7の習慣
・「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の刃をバランス良く研ぐ
・まずは1日1時間の「刃を研ぐ時間」をつくることを目指す

本書で紹介されている習慣を身に着けるのは、容易なことではないでしょう。

しかし、私は習慣を身に着けようと努力することが一番大切だと思います。

7つの習慣を実践して人間的に成長し、真の成功に近づけるように頑張っていきましょう。

「この記事で紹介しなかった4つの習慣について知りたい」、「7つの習慣についてもっと詳しく知りたい」という方は、ぜひ「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を読んでみてください。

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