テクニックを学べばコミュ障でも友達は作れる!『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』/ メンタリストDaiGo [書評・要約]

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「人とどうやって仲良くなるのかわからない」

「初対面の人と何を話せばいいのかわからない」

「人見知り、コミュ障を何とかしたい」

あなたはこんな悩みをお持ちではないでしょうか?

かくいう私も人見知りで、自分から積極的に話すことはほとんどありませんし、基本的に一人で何かをすることが好きで、自分から誰かを誘うこともほぼありません。

仲の良い友達とは話せますが、初対面の人が相手だと何を話していいのかわからず、自分からは話を振れません。

コミュ障かそうじゃないかで言ったら、間違いなくコミュ障の部類に入るでしょう。

そんな自分を変えたいと心のどこかで思いつつも、特に何をするでもなく過ごしていたある日、メンタリスDaiGoさんが書かれた『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』を目にし、タイトルにつられ「これは読むしかない!」とすぐさま購入し、読みました。

内容としては、あらゆる実験によって裏付けされた人脈形成に関するテクニックがまとめられており、「これは使えそうだ!」と思ったテクニックがいくつもありました。

そんな人脈形成に関するテクニックがまとめられた一冊である、『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』はどのような本なのか、また本書の内容から多くの方にとって一番身近な悩みであろう”友達のつくり方”についてこの記事では紹介していきます。


『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』はこんな本

・人生を豊かにする人脈形成のテクニックがまとめられた一冊
・人脈形成に関する誤解や関わってはいけない人の特徴など、テクニック以外にも役立つ知識が満載
・ビジネスにおける人脈形成についての記述もある

『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』はこんな人にオススメ!

・「人見知り、コミュ障を何とかしたい」と思っている人
・人脈形成に関する知識、テクニックが知りたい人
・「自分も成長できるような人脈を築きたい」と思っている人

本書の概要

書籍タイトルコミュ障でも5分で増やせる 超人脈術
著者メンタリストDaiGo
初版第一刷発行日2019年3月28日
出版社株式会社マキノ出版
ページ数272ページ
価格1200円(単行本、2022年12月23日時点Amazon価格)
本書で学べること

・人脈形成に関する5つの誤解
・目指すべきネットワークの理想形
・人と人をつなげる「スーパーコネクター」と親密になる方法
・友達を作るための5つの方法
・人間関係のストレスを回避する方法
・付き合ってはいけない人のタイプ
・周りに自然と人が集まるカリスマ的な魅力を手に入れる方法

本書を読んでみた感想

私が本書を読み終えたうえでの率直な感想は「滅茶苦茶ためになる!」でした。

私もそうですが、話を聞くのは得意だけど自分から話すのは苦手な内向的なタイプの方にとって特に有益な情報が詰まっていたなと感じました。

”友達を作るための5つの方法”など「まさにそれを知りたかったんだよ!」と思う内容や、”テクニックを身につけた内向的な人は、対人関係において外交的な人よりも優位に立てる”など、これまでの認識を覆されるようなことも書かれており、楽しみながら本書の内容を学ぶことができました。

紹介されているテクニックも内容の薄っぺらいものではなく、大学で行われた実験などで裏付けされたものです。

実践すれば「間違いなく自分の周りの人間関係は良くなっていくだろうな」と感じさせるものばかりでした。

学んだテクニックを少しずつ実践し、自分の周りの人間関係をより良いものにしていきたいと思います。

私的には大変満足のいく良書でしたが、本書の気になった点を挙げるとしたら以下の2点でしょうか。

①タイトルにある”コミュ障でも5分で増やせる”というフレーズに期待しすぎてはいけない

②”スーパーコネクター(様々な人とつながっている、顔の広い人)とのつながり方”は、もっと根本的な悩みを解決した後の話であり、本書を手にした人の多くがそこまでは求めていなさそう。(知識として知っておく分にはいいと思う)

気になる点もありますが、全体を通してみれば人脈形成に役立つ情報やテクニックが満載なので、特に自分のことをコミュ障気味だと思っているのであれば、一度目を通してみて損はないかなと思います。

Amazonでの評価

※2022年12月16日時点

Amazonの商品ページでの評価を見てみると、評価点の平均が5点満点中4.2点と高評価であることがわかります。

出典:コミュ障でも5分で増やせる超人脈術 | メンタリストDaiGo |本 | 通販 | Amazon

高評価のレビューを見てみると、
「ネットワーキングに関する科学的根拠をベースに実践することによっていろんな能力をつけれる素晴らしい本」
「世界で行われている実験結果をもとに、DaiGo氏が実践し、わかりやすく順序立てて解説してくれている」
など、書かれている内容や、説明のわかりやすさが評価されているようです。

一方、低評価のレビューでは、
「求めていた情報とは違った。一般的なコミュ障と、より一段上がるための人脈作りはちがうのでは?」
「コミュ障の人の為だけの本。元からコミュニケーション能力のある方にはあまりお勧めしません。」
などの声がありました。

要約-友達を作るための5つの方法-

ここからは、『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』にまとめられている内容から、”友達を作るための5つの方法”を紹介していきます。

①”自己開示”で相手の心を開く

”自己開示”は「自分はこういう人間です」というエピソードを語り、相手からも打ち明けてもらうコミュニケーション法で、友達になるための普遍的な方法と言えるでしょう。

しかし、内向的で人見知りの人ほど自己開示が苦手な傾向があり、「その自己開示ができないから悩んでるんだよ」と感じる方もいるでしょう。

私自身「こんな話しても面白くないだろうな」と自分で決めつけてしまう部分があり、そのせいで「何を話せばいいのかわからない」という状態になってしまうことが多く、なかなか自己開示ができないので耳が痛い話です。

そんな私も含めた内向的な人にとって役立つ、”自己開示に適した10のテーマ”というのを本書では示してくれており、これをヒントに自己開示を進めると良いとのことです。

自己開示をするうえで話題に困っているのであれば、3つの注意点に気を付けながら、この10コのテーマから話を広げていきましょう。


1) お金や健康に関する心配事
 相手にも同じ心配事があると一気に親密度が増す。

2)自分がイライラしたこと、許せないこと
 価値観が共有されて距離が縮まる。その後の付き合いで無駄な衝突が減る効果もある。

3)人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
 好きなこと、最近ハマっていること、幸せを感じる行いなど、人生においてポジティブな出来事を自己開示する。

4)自分が改善したいこと
 将来に向けて、自分が取り組もうと思っていることを打ち明ける。抱えている悩みではなく、改善したい内容や改善方法を話すのがポイント。

5)自分の夢や目標、野望
 今まで何をしてきたかよりも、これからどんなことをしていきたいかを自己開示することが、あなたをより魅力的な人に見せる。

6)ユーモアを交えた性的な話
 タイミングを見計らう必要はあるが効果は絶大。互いに自己開示することで強烈な秘密の共有となり、親密度がアップする。

7)自分の弱点やマイナス面
 悩みや弱さを打ち明けられるということは、自分を客観的に把握できている証拠であり、相手は「この人はしっかりしている」と受け止めてくれる。

8)怒ってしまう出来事
 2)よりも深い話。絶対にムリ、どうしても許せない、と感じるポイントが近ければ近いほど親密度がアップする。

9)自分の趣味や興味
 興味を持ったきっかけや趣味を通じて学んだことなど、自分なりのエピソードを交えると相手も会話に加わりやすくなる。

10)恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
 その失敗から学んだことを合わせて語ることで、相手は「この人は失敗を乗り越えて成長したんだな」「人の痛みがわかる人だな」といった印象を抱く。
 →自分の人間味を相手に伝えることができる。

1)先に自分のエピソードを明かす
 返報性の法則が働き、相手も打ち明け話をしてくれる確率が高まる。

2)会話全体で自分が話す割合は2~3割に抑える
 私たちの脳は、誰かに話を聞いてもらうことで、金銭的報酬を得たときや、おいしい食事をしたときと同程度の満足感を得る。
 →相手に多く話をさせる。

3)最初に打ち明ける自己開示のテーマは自分が話したいことを選ぶのではなく、親しくなりたい相手の内面に合わせて選ぶ
 相手の物事の価値観を知りたい→「夢や目標、野望」や「怒ってしまう出来事」など
 相手の最近の関心事を知りたい→「趣味や興味」や「お金や健康に関する心配事」など

②”イフゼン・プロファイル”で相手の信頼を得る

”イフゼン・プロファイル”とは、「もし(if)相手の前で〇〇〇が起こったら、そのときは(then)△△△をする」と、相手への行動を決めておくことです。

このイフゼン・プロファイルをすることにより、行動に一貫性が生まれ、友達候補となる相手に安心感を与えて、信頼度を高める効果が生じます。

イフゼン・プロファイルの例

「相手と待ち合わせをすることになったら、必ず5分前に到着する」
「相手に腹が立っても感情的にならずに、『その出来事が起こった理由』を聞く」

③”類似性と帰属意識”を演出して打ち解ける

”類似性”が高いとグループへの”帰属意識”が増し、一緒にいる人たちへの親密度も上昇します。

簡単に言えば”似た者同士は惹かれあう”ということです。

2013年にアメリカのイリノイ大学が行った調査では、”一般的に避けられがちな話題の中で類似性が見つかると、2人の間の帰属意識は高まり、相手との距離感が縮まっていく”ということがわかっています。

つまり、”秘密の共有”となるような類似性を発見することが友達になる早道なのです。

そして、類似性を発見するためには、お互いの自己開示が重要となります。

④”共同作業と笑い”で一気に仲を深める

これは”類似性と帰属意識”を利用した友達の作り方の別バージョンのテクニックになります。

何かしらの共同作業をしているときに笑いを共有すると、一気に帰属意識が高まるという心理をベースにしたもので、このとき必要となるのはギャグセンスやユニークさではなく、”プレイフルネス”と呼ばれる能力です。

”プレイフルネス”とは?

・どんな状況でも、自分と周りの環境に対して楽しい部分を見つけ出す能力
・どんな状況でも、遊び心を持って打開策を探ることのできる能力

アメリカのカンザス大学が行ったユーモアと帰属意識に関する研究では、”相手とコミュニケーションを取っている間、笑いの総量が多ければ多いほど、信頼感や帰属意識が高まりやすい”ことがわかっており、個人のギャグセンスやユニークさは帰属意識に影響しないそうです。

重要となるのは”1つの笑い”を2人の共同作業の結果として生み出すことです。

もしあなたに友達になりたいと思う人ができたら、まずは2人で何らかの共同作業を行うシチュエーションをつくることに取り組んでみましょう。

⑤”SNS”を活用してメンテナンスする

ここで紹介するのは新しい友達をつくる方法というより、昔の友達とまたつながりたいと思ったときに役立つテクニックになります。

しばらく連絡していなかった友達や知人であっても、再度連絡をとるようになれば基本的にはすぐに当時の関係に戻ることができます。

しかし、いくら昔仲が良かったとしても、まったくの音信不通の状態からではつながりを回復するのに時間がかかってしまいます。

そこで、SNSを友情のメンテナンスに使用します。

相手と直接メッセージ等のやりとりができれば理想的ですが、自分が更新するSNSを相手がたまたま目にするだけでも効果があります。

「昔の友達とまたつながりたいと思っているけど、いきなり連絡するのはなあ」と感じているなら、まずはSNSで相手の目にとまるような投稿を意識してみてはいかがでしょうか。

相手へのメールやメッセージ、あるいはSNSの更新時に話題が不足した場合には、ニューヨーク州立大学のアーサー・アーロン博士が提唱した”誰とでも親密になれる36の質問”を活用することを本書では進めていたので、必要に応じて参考にしてみてください。


Q1. この世界の誰でもディナーに呼べるとしたら、誰を招待しますか?

Q2. 有名になりたいですか?それはどんな方法で?

Q3. 電話をかける前に、何を話すかをリハーサルしますか?その理由は?

Q4. あなたにとって「完璧な日」とはどんな日ですか?

Q5. 最後に一人で(または誰かに対して)歌ったのはいつですか?

Q6. 90歳8まで生きられるとして、「死ぬまで30歳の肉体」で過ごすか、「死ぬまで30歳の精神」を保つかを選ぶなら、どちらがいいですか?

Q7. 自分がどんな死に方をするか、何か予感はありますか?

Q8. 自分と相手の共通点を3つ挙げてください

Q9. 人生で最も感謝していることは何ですか?

Q10. 自分の成長過程の一部を修正できるなら、どんなことを変えたいですか?

Q11. あなたがこれまでどんな人生を歩んできたのか、4分間でできるだけ克明に書き出して説明してください

Q12. 明日、目が覚めたら何らかの能力が身についています。どんな力がいいですか?

Q13. もし、「真実のあなた」や「将来」を教えてくれる水晶があったら、どんなことがしりたいですか?

Q14. ずっと夢に見てきたことがありますか?あるならなぜ実現させていないのでしょう?

Q15. これまでの人生で達成した、一番の偉業は何ですか?

Q16. 友人関係で最も重要視しているのは何ですか?

Q17. これまでの人生で最も大切な思い出は何ですか?

Q18. これまでの人生で最悪な思い出は何ですか?

Q19. 1年後に死ぬとしたら、生き方を変えますか、変えませんか?その理由は?

Q20. あなたにとって友情とは何ですか?

Q21. あなたの人生の中で、愛や愛情はどのような役割を果たしていますか?

Q22. 相手の長所を5つ挙げてください。お互い順番に1つずつ送信しましょう。

Q23. あなたは家族と仲がいいですか?子ども時代は、他の人よりも幸せだと感じていましたか?

Q24. 母親との関係をどう感じていますか?

Q25. 「私たちは」で始まる文章で、今の状況を3回描写してください。例えば、「私たちはこの部屋にいて〇〇と感じている」

Q26. 「△△について話し合える人がいればいいな」という文を完成させてください

Q27. もしも、今話している相手とより深い関係になるとして、あなたについて相手が知っておくべき重要なことは何ですか?

Q28. 相手の良いところは何ですか?初対面の人には言わないようなことを挙げてください

Q29. 恥ずかしかった体験を、相手に話してみてください

Q30. 最後に他人の前で(または一人で)泣いたのはいつですか?

Q31. ここまでのやりとりで相手を好ましいと思ったポイントを教えてください

Q32. あなたにとって、冗談では済ませられない深刻なことは何ですか?

Q33. 今夜ひっそりと死んでいくとしたら、誰に何を伝えたかったでしょうか?

Q34. 家が火事になってしまいました。家族やペットを助け出した後、何か一つだけ取りに行くことができます。何を取りに行きますか?その理由は?

Q35. 家族の中で最も死んでほしくないのは誰ですか?その理由は?

Q36. 個人的な問題を打ち明けて、アドバイスをもらいましょう。その際、その問題を抱えるあなたがどんな気持ちなのかを、相手に想像・描写してもらってください

まとめ

『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』から”友達を作るための5つの方法”について紹介してきました。

以下にポイントをまとめておきます。

”友達を作るための5つの方法”のポイント

①”自己開示”で相手の心を開く
”自己開示に適した10のテーマ”と”自己開示を行うときの3つの注意点”を参考にして、「自分はこういう人間です」というエピソードを語り、相手からも打ち明けてもらう。

②”イフゼン・プロファイル”で相手の信頼を得る
「もし(if)相手の前で〇〇〇が起こったら、そのときは(then)△△△をする」と、相手への行動を決めておく。

③”類似性と帰属意識”を演出して打ち解ける
相手と自分に”秘密の共有”となるような類似性を発見し、親密度を高める。

④”共同作業と笑い”で一気に仲を深める
友達になりたいと思う人ができたら、まずは2人で何らかの共同作業を行うシチュエーションをつくる。
そして、2人の共同作業の結果として笑いを生み出すことで仲を深める。

⑤”SNS”を活用してメンテナンスする
しばらく連絡していなかった友達や知人と連絡を取り合い、つながりを回復させる。
自分が更新するSNSを相手がたまたま目にするだけでも効果あり。
話題が不足したら”誰とでも親密になれる36の質問”を活用する。

この記事で紹介した内容以外にも、本書には人脈形成をするうえで役立つであろう考え方が多く紹介されています。

この記事で紹介した内容についてもっと詳しく知りたい方や、この記事で紹介しなかった内容について知りたいという方は、ぜひ本書『コミュ障でも5分で増やせる 超人脈術』を読んでみてください。


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