こんな方に役立つ記事です。
・「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」が、どんな本か知りたい
・内向的な性格に悩んでいる
・他の人は気にならないような、些細なことが気になる
「1人でいるのが好き」
「大勢の人といると疲れる」
「人前で話すのが苦手」
こんなふうに思っている人は、おそらく内向的な人でしょう。
また、
「他人よりも音や匂い、光などの刺激が気になる」
「すぐに罪悪感を覚える」
「争いごとが好きじゃない」
こんなふうに思っている人は、おそらく敏感な人です。
今の社会は、多くの人と積極的に関わる外交的な人や、些細なことを気にしない鈍感な人のほうが評価されやすいのが現実です。
そんな社会で生活しなくてはならない、「内向的な人」「敏感な人」には大変な思いをしている人が大勢いると思います。
しかし、実際には、内向的な人や敏感な人の多くは、能力が高く、さまざまな才能を持っているそうです。
この記事では、敏感な人や内向的な人の悩みを解決するのに役立つ本、「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」から学んだラクに生きる方法をいくつか紹介します。
この本には、タイトル通りの「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」がまとめられています。
敏感な体質、内向的な性格を変えて鈍感、外交的になる方法が書いてあるわけではなく、あくまでも、「敏感な自分、内向的な自分を受け入れたうえでラクに生きていく」といった内容になっています。
また、この本は優しい・丁寧な言葉づかいで書かれており、敏感な人や内向的な人が読むと、心に優しく響いてくると思います。
「少し心がラクになったかも」、そんな気持ちになる本です。
それでは、紹介していきます。
過度な刺激から自分を守る
敏感な人や内向的な人は、刺激を受けすぎると、どっと疲れてしまうことがあります。
そのため、刺激の量をコントロールする、過度に受けた刺激に対処することで過度な刺激から自分を守ることが大切です。
情報を整理する
多くの人は日々、周囲の環境やネット、SNSから大量の情報と刺激を受けています。
敏感な人や内向的な人にとって、その情報と刺激の量は多すぎるかもしれません。
そのため、ときには入ってくる情報や刺激を制限して、受け止めた情報を整理する時間と心の余裕を持つことが大事です。
テレビやSNSを見るのを控えて、自分の心が落ち着く、新しい情報が入ってこない活動をすると良いです。
周囲の人と過剰に接触しないようにする
敏感な人や内向的な人は、作業中に顔を見られたり、突然話しかけられると集中できなくなる場合があります。
誰かに邪魔されない環境を作れればよいのでしょうが、実際問題、それは難しいです。
そこで、オフィスなどの1人になれない環境では、耳栓やイヤホンなどでバリアを張り、自分を守るのが有効です。
しかし、「仕事中に耳栓やイヤホンなんかできない」という方が大半だと思います。
そのような方は、仕事以外で一人の時間を確保し、人と接触する機会をコントロールしてみましょう。
不快なコミュニケーションの回避
敏感な人や内向的な人の多くは、言い争いが苦手です。
口論に限らず普段の会話でも、相手の言葉を真剣に受け止めすぎて、エネルギーを消耗してしまうことがよくあります。
こうしたことを極力回避できるようになれば、心がラクになります。
ムダな争いから降りる
敏感な人や内向的な人は、小さな摩擦や不和でもひどく疲れてしまいます。
そのため、争いを放棄することで多くのエネルギーを節約することができます。
争いには最低2人必要ですが、争いから降りるのは1人でもできます。
面倒な争いになりそうだと思ったら、争うのを放棄しましょう。
争いから降りるのは弱虫ではありません。
懸命なことで、余裕のある証拠です。
直接話さない
何かを断るときなどは、直接話をしたほうがよいという風潮があります。
しかし、敏感な人や内向的な人にとって、直接話すことはとても不快です。
敏感な人や内向的な人はメールのほうが、自分がどうしたいのか考えられますし、きちんと「ノー」と言う勇気も持ちやすくなります。
メールでやり取りをすることで、感情的な反応が過剰に起きてしまうといった事態を避けることもできます。
自分に正直な選択をする
敏感な人や内向的な人は、人にとても気をつかうため、なかなか我を通すことをしません。
本当は行きたくない飲み会を断れずに、苦しい思いをすることもあるでしょう。
しかし、そのようなことを繰り返していると、疲れやストレスがたまるばかりです。
自分の気持ちや意見をしっかりと伝えることが大切です。
他人の目を気にしない
自分の信じることを追い求めるのではなく、周りから1番よく思われそうなことを追い求めてしまうのは、人が最も陥りやすい罠です。
人からどう見られるかを気にしすぎて、多くの犠牲が支払われます。
「他の人にどう思われるかばかりを、意識してしまっていないだろうか?」
「他の人から変だと思われても、自分が正しいと思うことを選ぶ勇気があるか?」
何か選択をするときに、そう問いかけてみてください。
罪悪感に支配されないようにする
敏感な人や内向的な人のなかには、行きすぎた罪悪感を覚えてしまう人もいます。
罪悪感を抱きたくないがために、やりたくもないことを引き受けてしまう人は多いでしょう。
ただ、そういったことを繰り返していると心身ともに疲れ切ってしまいます。
約束を守れなかったなど、自分が完全に悪い場合に罪悪感を持つのは賢明なことです。
しかし、無理なお願いをされて、それを断ったときなどに罪悪感を持つ必要はありません。
まとめ
「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」について紹介してきました。
ポイントを以下にまとめておきます。
・内向的な人や敏感な人の多くは、能力が高く、さまざまな才能を持っている
・刺激の量をコントロールする、過度に受けた刺激に対処することで過度な刺激から自分を守る
・不快なコミュニケーションを避けることで、エネルギーを節約する
・自分の気持ちや意見をしっかりと伝えることが大切
この記事で紹介したことを、実践するのは難しいと感じる人もいるかもしれません。
ただ、いざというときのために対処法を知っているのといないのでは、普段の生活での心の余裕に差が生まれると思います。
敏感な人や内向的な人は、心が軽くなると思いますので、ぜひ「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」を読んでみてください。
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